民主党の参院選第一次公認候補   

 民主党の参院選第一次公認候補が発表された。選挙区47名、選挙区の推薦2名、比例区40名である。

 発表された文書には、現職は「参議院議員」としか記載されておらず、肩書きがわかるのは新人のみだが、参議院議員の肩書きも調べてみた。

選挙区名簿

比例区名簿

その結果、選挙区と比例区の候補者の立てわけに特徴が見られた。

 まず、年齢構成。
◆選挙区
30代  9人(18.8%)
40代 15人(31.3%)
50代 14人(29.2%)
60代  8人(16.7%)
70代  2人(18.8%)

◆比例区
30代  1人(2.5%)
40代  7人(17.5%)
50代 15人(37.5%)
60代 13人(32.5%)
70代  3人(7.5%)
80代  1人(2.5%)

 選挙区は30代の若手を9人擁し、主力は40~50代。比例区は30代はわずかに1人で、主力は50代~60代。民主党の「若さ」というイメージに惹かれる人は、比例区で投票するのはいかがかと・・。

 そして、立候補する直前の職業別での特徴は、グラフを見てもらえればわかるが、選挙区では、銀行、会社役員などの民間出身が10人と最も多いが、地方局のアナウンサーなど知名度を売りとするいわゆる「タレント」タイプも6人と多い。弁護士などの法曹関係者も7人いて、バランスよく見える。一つ気になるのが医療関係者の数だ。医師会が自民党から民主党に鞍替えしたとニュースで読んだが、6名を擁立しているのはその影響なのだろうか。

 比例区では特徴は歴然だ(グラフ)。タレントは5人と相変わらず多く、今回は体操の池谷、女優の岡崎友紀らが名を連ねている。未だに芸能人を広告塔とする手法なのかと古さを感じる。

 横峰パパが鼻つまみモノで早く辞めてくれと仲間内からもたいそう評判が悪いらしいが、実際に女優が政界で一人前の政治家になるまでに何年かかるのかしらないが、それまで使えないことを承知で、有権者が知名度のみで投票すると皮算用をはじいているなら、我々もバカにされたものだ。

 それから、なんといっても労組の組織代表の多さだ。選挙区は4人に抑えていたものの、比例区では40人中11人(27.5%)に及ぶ。北教組の違法献金の問題が持ち上がり、労組とべったりの体質が問題となり始めたというのに、労組の組織代表を比例名簿に潜り込ませ、それをタレントで覆い隠そうとする姑息さは、政治手法が依然として前時代のままだということだ。

 そして、比例区には法曹界と学者がまったくいないのも特徴だ。

 また、驚くべき特徴だが、宗教団体の組織票をあてに候補者入りした者がいることだ。

新)村田 直治(66) 曹洞宗天聖寺・永瑞院・地蔵院住職
新)亀原 了円(54) 浄土真宗本願寺派西養寺第16代住職
現)白 眞勲(51)  元朝鮮日報記者。前回立正佼成会の支援で当選。

 出家した住職というのが政治活動やっていいのかな・・・?まあ、幸福の科学の教祖が幸福実現党の党首に就けるくらいだから、大丈夫なのかな。

 ということで、労組と宗教の候補者をあわせると40名中14名で、実に35%。これを目くらます役割のタレント5人をあわせると19名で、実に半数近くがキワモノ候補たちだ。これにプロレスラーの前田氏が第二次で入ってくるとも言われているから、比例で民主に入れる人は、よっぽどキワモノに寛容な御仁ということだ。

 こんなキワモノ候補が当選した暁には、いったいどんな未来が待っているのだろうかと想像するとさむ~くて仕方がない。
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by cogno_eb2 | 2010-03-04 23:18 | マニフェスト

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