警察官が個人情報漏洩   

京都府警の“捜査情報”、ネット通じて流出

 京都府警で個人情報が流失していたことが判明した。ファイルを保存した日時は2002年のことらしい。昨日今日流出したかどうかは記事からは分からない。

 記事によれば警官が私用パソコンのHDに業務上の情報を保存していたが、自宅でネットにつないだところ、流出したとのこと。

 記事にはウィルスによるものと書いてあった。2001年にサーカムというウィルスが発見されたが、これは英語もしくはスペイン語のメールに.xlsの添付ファイルがついており、それを開くとHDにあるエクセルファイルが勝手にメール送信されるというものらしい。

サーカムの情報1

サーカムの情報2

 あるいは裏口を作るウィルスもあり、この場合ハッカーの侵入口をあけることで、PCを乗っ取られることになるそうだ。

HLLW.Lovgate ウィルス

 ウィルス対策ソフトをインストールして、ライブアップデートでがっちり防御したいところだ。

 さて、今回の京都府警の事件は、警察署の内部はファイアウォールなどでウィルス対策をとっていながら、職員が私物のパソコンをつないだか、もしくは私物のパソコンに業務上のデータを保存して、さらに自宅でインターネットにつないだということらしい。

 まず、どんな理由があろうとも、私物のパソコンに業務上の、しかも個人情報のデータを保存していたことが問題。そして、そのパソコンをウィルス対策もせずにインターネットにつないだ問題。職員の意識がこの程度では、いくら警察署としてセキュリティーポリシーを定めていてもまったく意味が無くなる。発表のように本当にこの職員が自宅でつないでいて問題になったのではなく、職場で私物を勝手につないでいたのなら、警察署のネットワーク管理の問題となる。

 共同通信が伝えたところによると、ウィルスではなく、ファイル共有ソフトが原因ではないか、ということだ。

対応に苦慮する京都府警 (共同通信)

 記事本文にもあるように、著作権法違反にあたる行為で、これを使っていたとなれば、警官が著作権法違反の行為を犯し、さらに個人情報を流出させたということか。また、「私物のパソコンを公用でつかっている」ことを認めているため、このあたりの管理体制も問われることになる。

 前にも書いたが、個人情報の流出は結局は人的ミスが大きい。こんな記事もあった。

滞納者84人の個人情報紛失=県税事務所職員のかばん盗難-福井

 我々が住むこの国は、個人情報保護という意識がまだまだ薄いことを物語っている。当分は自分のことは自分で守る、公的機関が失態をやらかしたら訴えて徹底的に懲らしめるしかないようだ。その意味ではアメリカのように訴訟をおこすことが当然の社会システムを作らなければならないと思う。
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by cogno_eb2 | 2004-03-29 17:07 | ニュースコラム

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