ブロガー新聞を盛り上げていくために   

 10/14の「週刊!木村剛」で、「ブロガー新聞」の動きが新しい展開を迎えている。一日編集長制度の導入で、有力ブロガーに編集を任せるという動きだ。

 これはブロガー新聞第1号が不発に終わってしまったことを踏まえての改善策なのだが、これについてちょっと思ったことを書いてみたい。

 まず、ブロガー新聞というのは、あざらしサラダさんが9/28のエントリ☆『ブロガー新聞』への投稿のすすめで呼びかけたことが発端である。あざらしサラダさんはこれ以前のエントリで、「週刊!木村剛」がブロガーの駆け込み寺となっている、と指摘し、木村さんもウェルカムだと書いたことから動きが活発になった。

 あざらしサラダさんは、物書きでもなんでもない我々素人が考えを発信していくために、ブログのメディアとしての可能性を含ませながら、以下の点を指摘している。

1、記事としてとりあげるニュース(事件)の選択がおかしくないか
2、記事で書かれている事実(データ)が「垂れ流し」になっていないか
3、ニュース(事件)に対する専門家の意見が偏っていないか
4、新聞の社説や記事解説が「おべんちゃら」になっていないか


 これら既成のメディアに対し、素人であるブロガーができること、すべきことを、以下のようにあげている。

1、新聞が大きく取り上げてはいないが、市民の生活にとって重要と思われるニュースに対する自分の意見。
2、私が専門とする分野に関わるニュースについての専門家や関係者のコメントに対して、その専門分野の現場にいる私から見た反論や補強意見。
3、今回の読売新聞社説のように、自らの組織やスポンサーあるいは一部の権力者を意識したような恣意的な「社説」や「解説記事」に対する反論。


 私はこの意見に大賛成だ。私もニュースコラムを柱としてブログを書いているので、この考え方に近い考えを持っている。

 こうしてブロガー新聞という動きがスタートしたわけだが、第1号はブロガーの期待とはちょっと異なったものになり、現在は改善策を模索中とのことだ。

 あざらしサラダさんがブロガー新聞なるものを望んでいたのかどうかわからないが、私の感覚としては、方法論としてはブログの機能そのものがすでに新しいタイプのメディアになることを内包しており、新しいタイプのメディアに成長するかどうかはコンテンツ次第だと考え、あえてブロガー新聞と銘打つ必要があるのかどうか微妙な印象を受けた。

 ブログの機能であるTBとコメントで連鎖していったエントリは、ある一定のテーマに対し、いろいろな考えがつながっている集合体であるから、読み手はそのテーマに対し賛成も反対も含めて多くの考えに触れることができる。新聞や雑誌と異なる点は、それらの既存メディアが書き手から読み手の一方向でしかないのに対し、異なる意見があれば自らTBやコメントによって「参戦」できる部分だ。この双方向メディアとしての萌芽は、ブログの機能として「実装」され、現在でも充分に実現されているビッグサイトは存在する。

 問題はその意見の集約の質が素人の域を出ていないことと、まだまだ、集約された結果が何かを作り出しているとはいえないことだ。

 その点、「週刊!木村剛」のこれまでを振り返ってみると、公的年金タスクフォースが設立されるといった、生み出された結果があり、また、主催者が著名人であり専門家であることから、上記2点の問題点はクリアされているといえる。

 ブログの開設者が一番頭を悩ませるのはTBやコメント、そしてHIT数の増加である。せっかく書いても誰も見てくれないのでは張り合いがないし、問題点を指摘しても見に来てくれるれる人がいなければムーブメントにならない。

 そこで有名サイトにTBしたりコメントしたりして自分の考えをぶつけるわけだが、木村さんのような著名人&専門家に自分が書いたエントリが認められて、自分の書いたフレーズが取り上げられて、また、「週刊!木村剛」の常連ブロガーのような「手強い(?)」ブロガーたちにも読んでもらえて、意見交換もでき、結果としてHIT数も上がるというワケ。

 つまり、「週刊!木村剛」のこれまでのスタイルがすでに「ブロガー新聞」として求められた機能を有しているのだ。

 これについては木村さん自信もお気づきで、このようにコメントされている。

 月・火・木・金の「ゴーログ」はそういうコンセプトですから二番煎じになってしまうなぁ、と考えてみたり・・・。


 私もそのように思う・・。

 私は参加型ジャーナリズムというなら、その時点で「新聞」という名称はいかがなものか、と思うのであるが、それはつまり、ブログというツールがすでに新聞型ではない双方向メディアとしての機能を備えているのであるから、「週刊!木村剛」がこれまでとってきた手法と同様の手法を講じるブログが、テーマごとに複数存立させられればそれでよいのではないかと思う。

 たとえば、木村さんはいつだったか「年金問題が専門というわけではないので・・」というコメントをされていたが、「週刊!木村剛」は木村さんの専門性を生かした視点でこれからも運営されればよいし、「ネットは新聞を殺すのかblog」さんには、ブログのメディア性に関するトピックを発信してもらい、興味のある読者はこちらにTBの嵐を仕掛ければよい。年金問題であればタスクフォースのサイトが立ち上がっているし、そちらへ、というわけだ。

 したがって、政治や経済、社会にスポーツなど、それを得意とする分野のブログを新聞でいう政治面・社会面とし、運営するブロガーを編集長に指名し、「週刊!木村剛」内に各面へのリンクを設け、「週刊!木村剛」では定期的(週1?)に各面での議論の様子を紹介するエントリを立てていけばよいのではないだろうか。

 編集長の仕事は得意とする分野におけるネタふりと、集まってきたTBを編集してエントリを作成すること。もともと個人的にはじめたブログであるから、週1くらいでエントリをたてること。このくらいでしょうか。たとえばうちはビリヤードとサッカーとニュースコラムを看板にしているので、通常は自分のブログの運営だが、週1(たとえば毎週金曜日)で「週刊!木村剛」編集部(支所)としての仕事をする、という感じだ。

 うちだったら、年金問題だったら担当できるかなぁ・・。ブロガーが次の年金制度を考える、っていう意見集約で。私的には年金制度を結構調べて特集を組んできたので(←反応は驚くほどなかったんですけど・・涙)その続きってことで。

 それはそうと、この仕組み、木村さん、いかがでしょ?
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by cogno_eb2 | 2004-10-18 15:57 | ニュースコラム

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