定率減税が廃止 ということは増税ですな   

 定率減税の廃止の動きが表面化しましたな。手っ取り早く言えば増税です。

 定率減税とは、所得税のうち20%が減税されるというもの。例えば年収500万サラリーマンの家庭だと、500万が所得税の課税対象と単純化して、所得税率が20%だから、年100万の税金。定率減税ではその100万の税金を20%引きにしてくれるから、20万引いて、所得税は80万で済む、というワケ(ちなみにさし引く分が25万を超える場合でも最高25万となる)。

 もちろん、所得税を算出する際にいろいろな控除があるので、あくまで単純化した場合の話ですが。

 さて、この定率減税は所得税のみならず、個人住民税でも実施されているんです。住民税の所得割額×15%=減税額(限度額4万円)ということで、計算が面倒なので割愛します。

 こうやって、本来税金がかかるところを、その税金から一定の割合で差し引いてくれていたのが定率減税というやつなんですな。

 このありがたい定率減税がなくなる、というから困った話。廃止されると3兆3千億円の増税とのことだ。

 既に配偶者特別控除が廃止され、厚生年金保険料が引き上げられ、次は定率減税が来年には1/2に、再来年には全廃。そして消費税が上がり、介護保険料の引き上げ・・。

 給料はどんどん下がるし、家計がどんどん苦しくなる。個人消費の冷え込みはまず間違いないでしょ。カネがないのに使うヤツはいない。景気が回復基調だといわれているが、このタイミングで増税をしてもいいものか・・。

 これに対して政府税制調査会の石弘光会長は「景気とは切り離して論議する」とのたまわったらしいっす。それは、日本は税率が低い国だからだそうで、今の庶民の暮らし云々ではなく、制度からすればもともとの低い税率に戻すだけ、という発想だ。

 これまでやりたい放題やってきた省庁のツケが、こんな形で国民に転嫁されると思うと、カネのかかる事業をしばらく凍結したら?って思う。

 雑誌「R25」のCMで「ねぇ、もうバブルってこないのぉ?」って言ってたけど、ほんとにそうだ。あのおいしい時代を生き抜いた人がうらやましい。

定率減税廃止に賛成の山陰中央新報

私の気持ちを代弁している東奥日報
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by cogno_eb2 | 2004-10-20 11:21 | ニュースコラム

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