yotsuya67さんによる「投資の過去と未来」モデルに一言。   

yotsuya67さんのところで、なかなか面白いモデルが提示されている。

 最初に言っておきます。第5段階までは私も大いに納得しましたし、このような形でモデル化できるyotsuya67さんってすごいなぁ、と思いました。

 でも、第6段階と第7段階がちょっと残念です。レベルが異なります。

6.質の問題(?年後)
 国債による政府の資金調達が困難になり、このときに初めて痛みを伴う改革が否応なしに実施される。国民がそれに耐えるかどうかは、税率アップ、新税導入といった量的な面以外に、その時の政治家トップが信頼できるかどうかの質の問題になる。

7.コミュニティの力(?年後) 
 量的な価値あるものを見出す能力を高めた個人は、質的な価値も見つけ出す能力も高まっている。本当に信頼できるかどうか?について、個人は、
 ・政治家
 ・マスコミ
 ・ネットなどで信頼されている個人
 などを、見比べて選択することになる。相対的に政治家、マスコミよりも個人への信頼に重きが置かれるようになり、信頼できる個人を中心としてゆるやかなコミュニティにの重要度が増す。
政局の混乱による生活の混乱は、このコミュニティからもたらされる情報などでしのごうとする。 


 明らかに、投資家という枠を超えて、国民一般になってしまい、主人公が国民一般へとシフトした上で「国家と市民社会」とでも呼べるような領域で、最後の二段階を形成させています。

 最後の二段階は、明らかに問題が異なっていますね。急に政治的な問題になってます。投資家はどこへ行ったのでしょう?

 第6段階で、痛みを伴う改革を政府が断行し、それに対して国民がどのような経済活動を行うのか書かれていませんし、第7段階に至っては、厳しい生活をしのごうとする国民が描かれています。これは、第6段と第7段をまとめ、さらに、その、政府の厳しい舵取りの中で国民がどのように経済生活を営んでいくかを描くと良かったのではないでしょうか。

 少なくとも、政府の失政により、いくらコミュニティが発達しても、それと国民経済とは別物でしょう。

 私は社会学をやっていますので、経済のネタからいきなり社会学のネタに移行した感じで、違和感を覚えました。

 木村剛さんは、自らがネットコミュニティのリーダーになりつつあるからか、そのあたりに違和感は感じてないようでしたが。

 でも、最初に書きましたけど、このようなモデル化ができるyotsuya67さんはすごいなぁ、という感想は変わっていませんよ。
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by cogno_eb2 | 2004-11-09 15:43 | 社会学的考察

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