Number615でひどい記事発見  畠山直毅   

 Number615に畠山直毅というライターが、大久保に取材した記事が載っていた。

 中村、宮本、鈴木タカ、福西、三浦アツと続いて、大久保の記事だった。

 大久保までの記事は、さすがNumber、というか、肉厚な記事が並び、特に鈴木と三浦の記事がなかなか良く、「あー、この二人を応援したいな」と思わされる、いい記事だった。

 ところが、である。大久保の記事になって一気に雰囲気がおかしくなった。ライターは畠山直毅。

 まず、記事の冒頭が「俺」の回顧録になっている。読み始めてすぐに「俺」という書き方にかなりの違和感を覚えた。読んでるほうとしては、大久保が知りたいのであって、お前(→畠山)がどう思ったかは関係ない。さらにいうなら、畠山が自分で言っているがサッカーに素人だそうだ。素人が書くな、と思ったし、なんで素人がNumberに記事を載せているのだ!と率直に思った。

 冒頭、その素人である畠山が、「生まれてはじめて俺は、能動的にサッカー選手の名前を覚えた」ほどのインパクトがあったのが大久保だと書いてある。なるほど、ズブの素人でも、大久保のプレーに見入ったというのは、それほど大久保のプレーはすごいんだな、という印象をもって、この文章自体はスルーできた。

 しかしである。このあと、「俺」が何度も出てきて、「(質問を考えてなかったので焦る)」とか、「学生時代、俺のアパートに・・」といった具合で、オイオイ、大久保と畠山と一体どっちがメインなんだい?この記事は・・、と思ったね。特に畠山の学生時代のエピソードは、仲間と4人で夜中に悪さをした、というエピソードだが、悪いけど全くいらないよ。この個所は。

 まさか、寡黙なストライカーの口を開かせて、いかに「売れる言葉」を引き出せたか、をメインにしてるんじゃないだろうね。この雑誌を買ったほとんどの人は、代表へのインタビューが楽しみで買っただろう。それが、いかにして畠山は大久保の言葉を引き出したか、という記事になっては本末転倒だろうが!

 挙句の果てに「このすべての人格をまとめて描ききるほどの取材力を、残念ながら俺は持ち合わせていなかった」だって。だったらこんな原稿ボツだろ。Numberさん、ちゃんとチェックしようね。

 畠山直毅。他のライターの記事の構成を見習うべし。一人として、ライターが前面に出てくるような文章はないぞ。あくまで代表選手の素顔が表に出てきているぞ。あんた前に出すぎ。勉強しなおしだな。
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by cogno_eb2 | 2004-11-17 12:49 | サッカー

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