ガンと闘う(5)   

弟が外科チームの主治医と、ガン治療の医者の両者と会うことができた。

結果からして、直接的にもう先がないと伝えたわけではなかったそうだ。医者いわく「そんなふうに受け取られてしまいましたか・・・」ということ。

言った言わないは検証不能。事実として、ようやく食事がとれるようになって、それが元気になるための現段階での唯一の方法であるという時に、食事がのどを通らないほど落胆させてしまった言動があったことは事実。

外科の医師が言うには、「緩和ケアの紹介をした後に、本人が、早く回復してまた通院のガン治療を再開したいと言ったので、緩和ケアの話をしていなかったのかと驚いた」ということらしいが、言い訳は結構。

本人も、家族も、とにかく体力の回復。今は食事がとれるようにならないと回復の見込みは無いということだから、何とか食べられること、その次のステップとしてリハビリ、その次のステップとしてガン治療の再開、これしか望んでいないのだ。

医学的に回復の見込みが無い、と二人の医師は結論付けた。そんなこと知ったこっちゃないんだ。我々の希望なんだ。医師はガンの進行で食事も取れなくなるだろうと、当初考えていた。でも、食事がとれるようになったじゃないか。その矢先でかつての見立てのとおりに話を進めなくてもいいじゃないか。ちょっとはこちらの事を考えてくれてもいいじゃないか。

今回のことで、医者はそのときその時点での判断しかしない、とかねてから私が家族に言っていたことがようやく家族にも分かったようだ。だから、彼らが、母の一番状態の悪いときに最悪のケースを想定しただけ、とこちらはとらえて、「食事がとれれば状況が変わる」と信じて祈るだけ。実際にそうなったら、医者はその時点で次のことを考えるだけ。

医者に先のことが見えないなら、こちらは希望をもとに前向きに考えるだけだ。誰にも分からないのなら、良くならないと断言できるヤツもいないのだ。本人はもちろん、家族も負けちゃいけないのだ。
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by cogno_eb2 | 2011-12-05 23:01 | 雑記(日記?)

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