ガンと闘う(6)   

母が入院して、見守る家族は男4人。冷静な頭で会社を切り盛りしてきた父も、看病疲れや年の影響か、だいぶ判断に感情が混じるようになった。これまでも感覚的というか感情先行型だった兄は、より手強い相手になってきてる。

もうダメだというのをベースにおくか、状況は変えられるはずと前向きにベースをおくかでまったく判断は異なってくる。

近くにいて最も苦しい表情を間近で見ている父と兄は、強力タッグを組んだような印象だ。

私と同様実家から遠く離れている弟は、冷静さと感情の強さの両方をもっている感じだが、今回の件は私と同様の考え方で前向きな感情をベースに組み立てて考えてくれている。

私と弟で、まずは父と兄のベースを前向きにと変えていく対話を粘り強くやっていく作業が、10月から2ヶ月くらい続いている・・・。

単に楽観視しているわけではない。そんな話をしたら「おまえはあの時にそばにいなかったからそんなこと言えるんだ」となってしまう。とにかく医師の説明を事実として受け止め、その中から希望を見いだすしかないのだ。肺の癒着の処置の後の体調の急変については、医師はガンが進行してしまっていること、体力が落ちていることを理由に先は短いと言った。

医師にも直接聞いたが、癒着の処置の前後でそんなに急激にガンが進行してしまったのかどうか。そんなに急激ならばしかたがない。しかし、医師は処置の前後での比較ではないということは明言した。比較するための資料を用意しておけと伝える。ガンの専門医が進行していると言ったそうだが、最近ろくに診察もしていないのだからそいつの言うことはほっておけ、というところに希望を見いだすしかない。

もう一つは体力の落ち方だ。10月4日に12時間の大手術をして食事がとれるまでに4週間かかっている。肺の癒着の処置はそれに比べて体への負担は軽いはず。漸次体力が落ちているとしても、肺の癒着の処置、その翌週CO2排出の処置をしたばかりでの「体力がもたない」という医師の判断。ちょっとまて。術後4週間たってから判断すればいいじゃないか。大手術よりも早く食事がとれるようになれば、体力の落ち具合は最悪のケースまで視野に入れるまでもないこと。4週間以上たっても無理なら、やはり落ちているということ。

この考えで我々家族は希望を持つことにした。
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by cogno_eb2 | 2011-12-05 23:02 | 雑記(日記?)

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