人気ブログランキング | 話題のタグを見る

とうごサンへ その1   

とうごサンへ その1

 以前某所でコメントをいただいていながら、返事を返さなくてはと思ってました。おそくなりましたが。

 私の考えに2点欠落しているところがあるとのご指摘について、考えてみました。

>まず3人がイラクへ入る前からイラクは危険な地域でしたが、それまでは日本人を直接狙ったような事件は起きていませんでした。

 3人がイラクへ入国したのが4/7でしたね。報道では「3人はアンマンのホテルでイラクが非常に危険な状況にあることを告げられた」とあり、また「怖い」というメールを知人に送っていた、ということも報道されてました。

 その前後の報道を確認してみました。

(3/26)イラク中部のファルージャ、戦闘で市民9人死亡

(4/4)イラク・シーア派デモと連合軍が衝突、24人死亡

(4/7)米軍がファルージャのモスク空爆、40人死亡

(4/10)イラク統治評議会、米軍にファルージャの攻撃停止を要求

 日本人を直接狙った事件が無かったからといって、ある程度の安全が保障されていることにはならないでしょう。もし、イラクに入国する前にイラクは日本人にとっては安全だと彼らが考えていたのであれば、それはあまりにも情報不足であり、直前の情報(ホテルの人から聞いたらしいが・・)に触れながらも入国に踏み切った判断は正しかったかどうか、これは問われてしかるべきです。

 帰国した彼らに事情聴取をという動きがありますが、今後同じようなことがおきないためにも、当時の状況確認はしっかりとすべきでしょうね。ネットやブログではあまりにも推論→感情論が横行していますから。

>当然熟慮して行っただろうということです。

 これは当然そうであったかどうかは確認できませんから、確証のない仮説をたててしまえばその先の議論は確認できてからになりますね。

>今回3人が人質になってしまったのは運の悪い事故として理解しています。

 これは残念ながら観点がずれてしまうと考えられます。人質になったことが「運」の問題で片付けられるとは思えません。少々理論の質が落ちてしまいそうです。

by cogno_eb2 | 2004-04-26 14:32 | 雑記(日記?)

<< とうごサンへ その2 ジーコジャパン 2-3で敗北 >>