とうごサンへ その4   

 政府は国民を守る義務があり、今回そのように行動したと思います。最初から「救出に全力をあげる」と言ってましたよね。感情的になった人たちが「自衛隊を撤退させない=人質を見殺しにする」と勘違いしたのではないでしょうか。「人質を救うためには実行犯たちの要求をのめ=自衛隊を撤退させよ」と叫んだ人たちは、「テロリストの要求をのむ」ということの重大さを理解していないというしかありません。

 もし今後も崇高な理念を掲げてイラクへ続々と日本人が入国して、そのたびに捕虜になってアメリカとの交渉の道具に使われて、そして救出のために奔走して・・、そんな事態になっても政府が自衛隊を派遣したから、政府に責任があるといえますでしょうか。「危険だと分かっていてなんで行くんだよ」って思うでしょ?こんなときに入国すべきでない、と考えることは皆無であるべきでしょうか?

 私が今回の事件を取り上げたきっかけは、「2ちゃんねる」や同等の掲示板・ブログに、人質たちに対して口汚くののしるような記述が見られ、それに対して「なぜ人質たちをそうまでして責めるんだ!」という意見があちこちから聞こえてきたからです。

 私は「2ちゃんねる」を直接チェックしたわけではありませんが、かなりひどい口調で非難が浴びせられ、被害者の家族の自宅にも電話などが押し寄せたと聞きました。

 まずは、そのように口汚くののしるような言論はもってのほかです。私も腹立たしく思います。

 次に、それらの悪質な言論に感情で返したかのような反論(→理念が立派だから彼らはえらい人だ)に「ちょっとまって」と言いたかったんです。冷静に考えようと。イラク入りする日本人たちを応援して送り出すことになりますね。「自分は行けないが、行こうと考えていることがまず尊くて頼もしい。そして行くという行動力を賞賛する」というふうに。

 でも、現在のイラクの状況を考えれば、行くことには賛成できないと思いますが、いかがですか?

 彼らの行動に問題はあったか、無かったか。

 とうごサンは今回の事件は3人の判断・行動にではなく政府の方に問題があるとのことですが、私は政府の政策というかなり大きな問題と同列に論ずることには違和感を覚えます。

 是非、貴大学の先輩である遠山清彦平和学博士にその考えをぶつけてみてはいかがでしょう。博士は現在政府の側に立っている人ですから。
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by cogno_eb2 | 2004-04-26 14:49 | 雑記(日記?)

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