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佐藤琢磨 残念!5位   

野望砕かれたスタート 壁破れずに5位の佐藤

いや~、なんとも残念な結果に終わった。

全体的な印象では、レギュレーションが変わりに変わって、かつて楽しんでいたF1とずいぶん様変わりしてしまったなぁ、という印象。

 F1は日本人ドライバーがいるときしか見てないんだけど、中嶋悟の時代は熾烈なトップ争いといえば緊張感あふれる「抜きあい」でサイド・バイ・サイドが頻繁に見られた印象がある。

 でも、最近のF1は、トップ争いはピットストップで決まってしまう感があり、なんか面白さに欠ける。敵チームのピットクルーに「ミスれ!」と念じるだけってのは、なんともねぇ。

 昨日のレースでも分かるように、スタートでトゥルーリがトップを奪っても、最初のピットインでシューマッハがトップを奪還するし、同じように琢磨の2度目のピットインでは、2ストップ作戦のバリチェロに先を行かれてしまった。

 琢磨は結局3度目のピットインでも順位を一つおとし、5位にまで後退してしまった。6位との差は30秒近くあったことから、あとは4位との差を詰めるだけだったが、一時2.4秒にまで迫ったものの、すぐに9秒くらいの差がついてしまった。

 レース後、琢磨はミシュランタイヤの性能についてだけ言及した。交換してすぐは走れるが、次第にリアタイヤのグリップが落ちると言っていた。

 3ストップ作戦をとるということは、ガソリンの量を減らし、タイヤをリフレッシュすることで、常に軽い状態でタイムを縮めることを狙っているわけだが、肝心のタイヤがダメではなんともしがたい。それに、ピットストップの時間だが、正確には覚えていないが7.2、8.6、9.2くらいだったと思う。これはトップチームに比べてそれぞれ1秒前後遅い。

 2ストップ作戦のバリチェロは2回目のストップは9.2ほどだったと思う。2ストップの場合はガソリンをその分多く積むので必然的に時間が長くなるが、BARのばあい、3ストップ作戦で同じくらいの長い時間をかけていることになる。

 1秒というとどのくらいの差かというと、スタート直後の3位琢磨と4位との差が1.3から0.9秒くらい。つまり、1回のピットストップで1秒遅いと順位が下がると考えていい。

 加えて、ピットインのタイミングがBARは本当に悪かったように見えた。常にトップチームの次の順序。レース後の琢磨の話からすると、ピットに入る直前というのはおそらくタイヤは相当グリップが落ちているころだろう。ガソリンを消費して軽くなっているとはいえグリップがダメダメで、トップチームがピットインしている間1周するのか、早めに入って新しいタイヤで彼らが入っている間に1周するのか・・。

 記事にあるような「壁を破れなかった」というのはかなり違うかもね・・。琢磨にしてみれば、「戦えるマシンをくれ」ということか。今回は「勝負エンジン」だったらしいが、ミシュランから勝負タイヤを調達しなければ。

 中本修平エンジニアリング・ディレクターは「なぜ?っていう感じ。もっと速く走れたはず。スタートからペースを上げていれば、こういう展開にはならなかった」と話しているが、ん~、そこまでは素人の私にはわからん。

 次、がんばろ~!

by cogno_eb2 | 2004-05-10 10:50 | F1

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