北朝鮮の内部に反体制組織?   

姿見せる北の反体制団体 排除声明、ネットで発信 「ポスト金正日の母体に」

 なかなか興味深い記事だ。あれだけの圧政で、いくらチュチェ思想に洗脳されているとはいえ、大多数の人々が飢え、一部の朝鮮労働党幹部などの特権階級のみが肥えている状況に、いったいどのような感情を抱いているのか不思議に思っていた。

 記事によれば地下活動を1996年ごろから行っているらしい。

関係者によると同会は一九九六年ごろから活動を始めた。人数や年齢層は伏せられているが、これまで北朝鮮南部の江原道、黄海北道の金日成革命史跡館に放火するなどの破壊活動や反体制ビラの散布、最高人民会議代議員選挙の投票所破壊など反体制運動を行ってきた。
 三十-四十代の若手が活動の中心とみられ、北朝鮮国内のほか中国や韓国などに支援組織があるという。(産経新聞)


 そして、住民の80%が陰口をたたいている、というのには驚きだ。

関係者によると、このところ北朝鮮の一般社会での体制批判は過去になく高まっており、「住民の八割は陰で現体制批判を口にしているため、こうした反体制活動も可能になった」という。(産経新聞)

 加えて、金政権を事実上「援助」している対北政策をとっている国への批判は耳が痛い。

また、韓国には「政府は現実をまっすぐに見て正しい対北政策を取ってほしい。北朝鮮人民は金正日政権の延長のため意味のない時間と金を費やしている韓国に失望し憤怒している」などと批判的だ。(産経新聞)

 日本はこれまで、農協の余剰米対策を兼ねたと批判されている米支援を行ったり、先日も、拉致被害者の帰国の見返りに人道援助として物資を支援したり、ジャイアンに脅されているのび太のような対応をとってきた。

 北朝鮮に人道支援として物資を送っても、飢えた国民に届いていないことは明らかだ。人道支援物資と書かれた袋にぎっしり詰まった米が闇市に流れている映像はたびたび報道され、そのたびに「袋は再利用されるもの」という言い訳が聞かれ、送ったほうの政治家は「人道支援をした」ことに満足している状態。

 いったいなんなんだろ。内部からの体制崩壊をじっと待つしかないのだろうか。
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by cogno_eb2 | 2005-02-15 12:45 | ニュースコラム

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