年金問題を政争の具にしない決意が民主にあるか   

 小泉首相が「年金一元化から協議をスタートせよ」という民主の意向を受け入れた。

 民主党は政争の具にしない決意があるか。

 選挙のときに年金問題が国民的関心事になった。与党は、選挙前に成立させた年金法の改正を、選挙によって国民に問い、政権が倒れなかったから認められたといういつもの理解をしている。与党は、国民に年金法の改正が認められたと考えているのである。

 しばらく国政選挙のない無風の年が続くが、そうであっても民主党はちゃんと動けるのか。つまり、選挙向けのパフォーマンスが主眼で、たとえ与党との駆け引きに敗れても、それを政権交代のアピールにつなげよう、という、どっちにころんでもOKのそろばんをはじきにくい今の時期でも、ちゃんと年金問題を制度上から論ずることをしてくれるのかということだ。

 どのくらい詳細なデータをもちあわせ、どのくらいの切り口を民主党がもっているのか伝わってこない。政権へのドス黒い欲求ばかりが前面に出ているのは菅や小沢から容易に伺え、それがもとで、党首を引き摺り下ろしたり、内部分裂をおこしたり、与党と民主党内部との二正面作戦ばかり展開しているが、いいかげん国民の側をむいてほしい。

 HPだってブログだってツールはたくさんあるが、単に不安を煽るような手法ではなく、国民に制度上の不備がわかりやすく、制度のどの部分を改正すればよいか、あるいは代替法案が解説され、なるほど、これなら痛みも我慢するしかないと思わせる情報を発信すべきだ。小泉首相の対応がどうとか、与党はどうだとか、そんなことはいいから、民主案そのもののアピールをしてほしい。少なくとも、選挙の時に出してた法案では穴がありすぎてダメ。

 国民は、議員という特権階級が我々庶民の「ふところ」だけを勝手に決めることに憤りを感じている。一元化というなら議員年金もやめるんでしょ?与党はこの前答申が出たときにうやむやにしそうな勢いだったが、ここではっきりさせるのが民主の役目なのに、答申が出て「やめるべき」って言ってないよね。マニフェストに書いてるのに。自分たちのおいしい話はやっぱ守りたいのかな?そんなことでは国民の支持はとりつけらんないでしょ。

 小泉首相がテーブルにつくといってきた。さあて、民主はどう出るか。見ものだ。
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by cogno_eb2 | 2005-03-08 12:01 | 年金問題考

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