民主党マニフェストの感想 その3   

第三弾は子育ての分野です。

その1でも書いたが、私のマニフェストの見方は次の2点。

1.いつまでに、何を、どうするか、が簡潔に書いてあること
2.有権者が進捗状況を確認できないような抽象的な表現は公約とみなさない

この視点でマニフェストを見ると、民主党の場合は「~を目指す」「~を進化させる」「~を展望する」といった、検証しようとすれば言い逃れができそうな抽象的な表現が多いので、それらを公約と見なさず、私の基準でいうとどれが私にとって公約となるのかを別ページで示した(この際、説明書きや与党批判の文章などは割愛した)。その中で次の3つに分類した。

1.実現時期を明記した公約はいくつあるか
2.法案の提出をする等、具体的に示した公約はいくつあるか
3.抽象的でスローガンみたいになっているものはないか

である。

分析の詳細は→コチラ

まず、子育ての分野にはあまり力が入ってないと見えて14項目しかないです。

そして、実現時期を明記した公約は1つだけ。

実現時期を明記した公約 1/14
法案の提出等、具体的に示した公約 8/14
抽象的でマニフェストにふさわしくない公約 5/14

この中で特筆すべきは、

「次世代育成をすすめる一環として、配偶者控除・配偶者特別控除・扶養控除(老親控除以外)を廃止することにより、子ども手当(児童手当)を充実します。所得水準にかかわらず、義務教育終了年齢までの子ども1人あたり、月額1万6000円を支給します(所要額3兆円)。」

 という部分。珍しく所要額の3兆円の捻出方法が書いてあるのですが、それはなんと各種控除を廃止するということ。控除を廃止して月額1万6000円の児童手当ということは、各家庭の所得状況によっては現在の収入から下がるケースもあるでしょう。その試算がされていない。

よくある「モデル世帯」での収入の変化みたいな説明は一切ない。

 そして、ここで驚いたのは、なんと、マニフェスト簡易版(民主党日本刷新8つの約束)の子育てのページには、

 配偶者控除・配偶者特別控除・扶養控除(老親控除以外)を廃止することが削除されているではないか!

 これってだまし討ち?たくさんの分量があるマニフェスト本体には書いてあるけど、手軽に見れる要約板には不利なことは書かないってこと?

 いや~、これまずいでしょ、民主党はん。国民なめてませんかぁ?目くらましするなんてさ。児童手当が無条件に1万6000円に拡充されるって見えるよ。実際は控除が無くなるのに。

 正確に数字出してないから分からないけど、控除を無くした場合の所得税分はどう変化するのか・・。子どものいない人は確実に増税だね。子どもいる人の試算をしてみよう。

 いずれにしても、民主党は「郵政民営化のみが今回の争点ではない」と言っているけど、よっしゃわかった!それ以外のことで争点にしまひょ。

 子育て支援政策を争点とした場合、民主党には賛成できない。

 もともと郵政問題はそんなに大きな関心はない、そんな人でも、郵政民営化にどちらかと言えば反対がいたら、郵政だけで判断したら増税の危険あり!ってことだ!

 そして、8つの約束っていう簡易版のマニフェストには書かれていないことで重要なことが他にもありそうだ。簡易版のみで判断してはならないと思う。

 わたしゃ怒ってる。
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by cogno_eb2 | 2005-08-23 15:01 | ニュースコラム

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