小泉政権の外交失策が拉致問題無視へ -6カ国協議-   

7/28の産経新聞にこんな記事が出ていた。
拉致問題 韓中露冷ややか 米は明確に日本を支持

 南北交流をすすめたいとする韓国は、日本の拉致問題重視の姿勢を完全に無視したらしい。議長国中国も拉致問題を6カ国協議に持ち込ませたくない考えだ。

 これは、「歴史認識」問題と「領土」問題が韓国の怒りを買い、「靖国参拝」問題では中国を硬化させている、と記事は報じている。日本以上の拉致被害者をかかえている韓国が、拉致問題を取り上げようとする日本を無視するとは、アジアにおいて日本は完全に孤立している感がある。日本の姿勢に同調するのはアメリカだけであり、今やアメリカはイラク戦争の影響で世界中からの孤立色が濃くなってきている国だ。孤立国のツータッグではどうしようもない・・・。

 日本外交は舵取りを大いに誤ったと言わざるを得ない。国際協議で拉致問題が無視されるという失策は、被害者を、そして国民をどれほど失望させることか。その原因の一端に、政治家の行動や言動があるというのでは話にならない。

 自民党の憲法案では、表現が変わる前は国防軍の創設を規定していたそうだ。戦力をもたないと規定した憲法を持ちながら拡大解釈を続けて自衛隊という戦力をもち、日本の周辺の緊張が高まってきたからといって国防軍をつくれとはなんとしたことか。緊張関係を作り出したのは政治家であり、緊張があるからといって憲法を変えて軍隊をつくるということは、自作自演ではないか。平和外交に徹して緊張を和らげる行動こそが不戦国家日本の生きる道であると思う。

 靖国参拝は首相の信念だから外国の干渉は受けないとして拉致問題のテーブルを失い、歴史問題や領土問題で周辺諸国の緊張を高め、それを理由にして軍隊を作ろうと考え、このままではこの国は道を誤ることになりかねず、このようなニュースを見るたびにそら恐ろしい感じがスーッと背筋を通る。
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by cogno_eb2 | 2005-07-28 23:34 | ニュースコラム

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