スターウォーズEP3 行ってきました!   

 いやぁ~、なんていうんでしょう。壮絶でしたね。見終わった感想は、終盤の展開が強烈すぎで、最初のほうを覚えていないくらいです。

 まず始まって思ったのは、細かいところがリアルになっていること。攻撃中に被弾して撃破された戦闘機がふっとぶシーンでは、パイロットが投げ出され爆破する、というところまで描かれていましたし、大気圏に突入するというシーンが加わっていましたね。旧3部作では、ミレニアムファルコン号やXウィングが惑星に離着陸するとき、重力や大気圏の画が無かったんです。だいぶリアルにしてるなぁ、というのが第一印象でした。

 次に、やっぱりライトセーバーでの殺陣のシーンがべらぼうに早く、ド迫力になったことに驚きです。とにかく早い。パターンもたくさんありました。旧三部作の殺陣のパターンは両者ともまず上、次に下、すかさず上、なぜかくるっと回って上、みたいな感じでした(ベイダーと老ケノービの闘い参照)。ここでもずいぶん進化しましたね。

 あとはだいぶCGの違和感が無くなった感じ。EP1および2では、CGがアニメのように平面的で、質感がなく、旧3部作のようにミニチュアでもセットでもいいから、質感があった方がまだよかったかなぁ、なんて思ってました。ただし、EP4でルークがXウィングでデス・スターに突入したシーンでのデス・スターが思いっきり模型だったことはよろしくなかったが。

 EP1でクワイ・ガンとオビ=ワンがビンクスについていって水中に潜るシーンがあったけど、今回のEP3でオビ=ワンが大トカゲもろとも落下したあとの水中シーンとでは、やっぱり雲泥の差。EP3の今回のシーンは本当に水中で撮影したんだと思うんだけど、髪の毛の揺れ方とか、水中での表情とか、全然違うもん!(これがCGだったらCGの進化に感服ですな)

 さて、物語のほうは、アナキンがダークサイドに落ちるとわかっていて見に来ているんだけど、なんていうか、落ちてしまうところを見たくないというか、落ちないでくれ!というか・・・。そして、落ちてしまう決定的なシーンでは「あ~あ(脱力)」みたいな。

 アナキンがダークサイドに落ちるきっかけは、パドメを死から救いたい一心だったんだけれども、偉大なるジェダイ・マスターのヨーダに相談に行ったのと、シスの暗黒卿パルパティーンにささやかれるのとが対比されてましたね。

 ヨーダはあくまで「自力」を説いて、いわば悟りの境地に自身を高めるよう指導したんですが、シスは「私(ダークサイド)に従えば救える」と、「他力」をささやいた。未熟なアナキンはヨーダの言葉の真意を理解できず、安易に「他力」を選ぶ。パルパティーンがシスであったとわかったときにライトセーバーを抜くところまでは自分を見失っていなかったのに、ジェダイ聖堂で待つ間に見失ってしまったんですねぇ。

 マスター・ウィンドゥがパルパティーンを追いつめるところは「胸がすく」思いで、「やれ!やっちまえ!」だったんだけど、実はそれもシスのポーズで、アナキンがウィンドゥを斬りつけた時はなんとも言えない感覚だった・・・。

 さて、今回の悲劇のヒーローはやっぱりオビ=ワンだと思います。ウィンドゥが「あいつは信頼できん」と言っても弟子をかばい、信頼し続けての裏切りでした。オビ=ワンが出発する際にアナキンが殊勝な言葉で師匠を見送る時、ものすごい違和感があったのだが、これはもちろん最後の別れの言葉であり、それにも関わらずオビ=ワンは無邪気にうれしそうにしていたことが哀れだった。最後にアナキンが「マスター」と言わずに「オビ=ワン」といったことでさえ気がつかなかったくらいだったから。

 そういう意味ではユアン・マクレガーのキャストはよかったと思う。本人はもうブルーバックの演技はイヤと言っていたみたいだけど。

 昨日書いた記事でC-3POとジェダイの死の謎がちゃんと描かれてました。っていうかさらっとセリフで決着つけてましたけどね。

 まずはC-3POの謎。オーガナ議員が「外交ドロイドの記憶を消しておけ」っていう一言で決着。まあ、そうかなとは思ってましたけど。

 次にジェダイの死で体が消える謎。一番最後にクワイ・ガンが不老不死の術を身につけて戻ってきとヨーダが一言。「え~!」って感じ。結局EP1~3までのどのシーンでもジェダイの体が消えることは無かったんだけど、このヨーダの一言で解決ってワケ。ん~、簡潔。

 でも、EP6の最後のシーンで、お祭りの脇で老ケノービとヨーダの幻影に、たった今亡くなったアナキンが幻影として加わるんだけど、オリジナル版は老アナキンだったのに、デジタルリマスター版はヤング・アナキンなんですよね。これは老アナキンでよかったのではないかなぁと思いました。

 なんだか収拾がつかない文章ですね。

 最後に一つ。EP4は典型的なアメリカ映画。ヒーローと悪役が出てきて、最後にヒーローが勝って大団円。でも、今回のEP3はそんなぬるい(?)目論見などまったくなく、ほんとにダークな感じ。これを見てEP4を見ると、おそらくあまりの思想の違いに驚くでしょうね。何せEP4を見たのが5歳の時。子供でもわくわくして虜になったほどの映画。今回はR指定の話もあったくらいの壮絶な物語。気分が落ち着くまでに時間かかる人もいるかも。
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by cogno_eb2 | 2005-07-14 19:39 | 映画&DVD

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