特集:神奈川県の行政改革の取り組み 現在進行中のアクションプログラムを見る(4)   

●アクションプログラム:郵便局における県公金の自動払込みの実施

 サービス向上のアクションプログラムとしては県民の目線でも「便利になるんだな」ということが見て取れる。まあよし。ただ、郵便局よりもコンビニ決済を実施してほしいとみんな思っているのではないか(余談ですね・・)。

●アクションプログラム:警察署における更新免許証即日交付の実施
●アクションプログラム:県営水道料金と市町営下水道使用料の一括納付制度の導入
●アクションプログラム:安全で良質な水の安定供給の充実

 この3つはサービス向上のアクションプログラムらしい内容といえるのではないかと思う。

 ここまでが「サービスの一層の充実」の内容だが、サービスが具体的に示されているのでわかりやすい。

 ただ、たったこれだけしかないの?というのが率直なところ。サービス向上として4つしかでてこないのは少なすぎじゃないか?これ以外のところは特に取り組まないと言うことだからね・・。

 そもそも、県が県民に行っているサービスって何かよくわからない。市役所ならイメージがわくが、県庁って1万人も職員がいて、誰のためにどんなサービスを行っているのか不明。それを確認することもできない。

 本来なら○○課の業務はこういう内容で、こういう人(もちろん法人なども入る)を対象に、こんなサービスを行っています、というHPがあってもいいと思う。確認しようがなければ、評価もできない。

次は「許認可等の規制の見直し」だ。

●アクションプログラム:許認可申請等の手続の重点的な見直し

 「利用者の負担軽減の観点からの手続面での改善を行い、その後、取扱実績が少ない事務手続について、(中略)可能なものから廃止を含めた見直しを実施します」とあるが、なにをどうするのか不明。具体的な例を出して、どのようなポイントで見直しをするのか示すべき。手続の廃止、来庁不要、添付書類の不要、手数料の軽減、審査時間の短縮など思いつくだけでもいろいろある。

 でも「重点的に見直します」としか書いてなく、期間も「順次実施」として矢印がビーって引かれているだけ。何じゃこりゃ。これはアクションプログラムなのか?

【行政効率・行政サービスの向上】の下に「許認可等の規制の見直し」として以上のように書いてあるが、「重点的に見直します」だって。こんな程度なら書かなくてよろしい。

 次は【行政の透明性の向上】だ。

●アクションプログラム:審議会・協議会等の公開制度の導入

 これまで「審議会等に係る審議速報等の提供に関する指針」に基づいて情報提供を実施してきたが、内容にばらつきがあるので、公開に関するルールを定める、らしい。

 取組内容のところに原則公開する、と書いてあって、線表には「充実」と書いてある。なんですかコレ。原則公開にしましたってことですか?だったら「公開制度の導入」なんて大げさに書いてアクションプログラムに載せる必要がないでしょ。

●アクションプログラム:政策評価の充実

 平成12年度から導入した政策評価を、手法の充実をしながら続ける、ということと、学識者の第三者意見を導入する、ということしか書いてません。課題として「実効性を高めるため、評価対象事業選定の視点の一層の明確化」「具体的な数値目標の適切な設定など評価手法の充実」の二つをあげているが
、その課題をいつまでにどうやって解決させるかが書いてない。充実させます、としか言ってない。これはアクションプログラムではない。

 えー・・・、行政の透明性の向上なんでしょ?「政策評価の充実」はアクションプログラムになっていないから、結局は審議会と協議会のことしか書いてないんですけど。

 行政内で行われる意思決定過程の透明性の向上はしないんですか?審議会と協議会はすでに行政の外部の人が入っているものが多いだろうから、行政が我々の知らないところで勝手になにかをする、ということにはならなそう。

 そもそも審議会と協議会は政策決定の場じゃないしね。ということは、行政の透明性の向上って言ってるわりには、自分たちの意思決定の過程を透明化することには取り組む予定はないということだよね。そんなんでいいの?

 なんだかだんだんヤバくなってきてるけど、次は【行政のマネジメント意識の向上】だそうだ。
[PR]

by cogno_eb2 | 2005-06-17 23:45 | ニュースコラム

<< ビリヤードにおける利き目とねらい アトピー性皮膚炎に「坊ちゃん石... >>