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インド戦 6-0の勝利   

 不満の残るゲームだった。特に前半はシュート打てない、崩せない、何もできない展開だった。

 みんな言ってることだけど、あれだけ守ってくるチームはW杯では対戦しないだろうから、インドはシミュレーションにすらならない相手だ。そんな相手に対してW杯を見据えた戦いをするには、思い切って2人のFWプラスMF一人くらいで攻撃の人数を限定し、あとはひたすら守る、という前半でも良かったのかも。引いた相手を前におびき出してカウンターで点を狙う戦い方はアジア杯を勝ち上がっていくうえでいずれ必要になるだろうし、少ない攻撃陣で突破をはかりゴールに迫るのはW杯を見据えられると思うのだが。

 まあ、強化試合として組まれたわけではないから仕方ないけどね。

 それにしてもダイレクトプレーが少なくて展開に時間がかかるなぁ。ボールをもらっても次に出す相手や場所を探している。これでは展開に時間がかかりすぎてあっという間に守られてしまう。ちょっとこのへん何とかならないのかなぁ。中田が名声を獲得したのはキラーパスだった。空いているスペースへ蹴り込んで見方を走り込ませる。「そのケースならそこに走り込んでいなければ走ってないヤツが悪い」ばりのパスは新鮮だった。最近はその中田のパスですら陰をひそめた感があるが、「展開を感じ取る感覚」がちょっと鈍い今の日本代表が心配だ。

 そんなゲームにあって長谷部は光っていた。豊富な運動量と機転の効いた展開力で好機を演出した。いや~、長谷部良かったですね~。やっぱりドリブルで突破できる選手は見てて楽しいし頼もしい。狭いエリアを切り刻む。後ろから飛び出してきて新しい展開を作る・・。すごいです。弱い相手ではちょっと参考にならないので、できれば強い相手の時に同じ位置で長谷部を見てみたいなぁ。

 それから久保。前線からのプレスが必要ではない相手だったので、川淵キャプテンは辛い評価だったが、まあ、確かにそうなんだけど、ポストにあたって入らなかったシュートのシーンが印象的だった。振り幅の大きい豪快なシュートで久保の能力が現れていた。2点目はあそこまで人数をかけて最後に出番が回ってきたけど、もちろん久保のせいではないのだが、ちょっと人数かけすぎかな。もう少し前の段階でネットをゆらしてないとね。

 相変わらずサントスの評価は私の中では低い。村井が良かっただけに彼も闘争心を燃やしたのだろうが、いかんせん上がりが遅い。ここでスーっと上がってきてれば早い展開で相手陣内に切り込めるのにそのタイミングに上がってない、というのがしばしば。遠目からシュート打ったってダメだよ。アピールにならないよ。パスミスもあったし上がってないし、ようやく上がっても相手DFに固められているから相手のタックルを待ってファウルをもらういつもの消極さがインド相手でも出てしまった。ヨーロッパの審判がファウルをとってくれなきゃ逆襲されて一気にピンチなんですけど。サントス外そうよ。村井先発のスーパーサブで闘志を燃やして積極的になってくれるなら、サントスを先発で使うよりいいと思うが。

 最後に解説の北澤氏へ。

 あんた「ウン」しか言ってないじゃん、自発的な発言って意味では。プレーに対して「よし、いいぞぉ~」「うん、いいプレーだ」とうなっているのは我々サポーター。解説者として、なぜ「ウン」と頷いたのか、うなるプレーだったのかをちゃんと解説してね。

by cogno_eb2 | 2006-02-23 09:58 | サッカー

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