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毎朝が決戦!   

 毎朝の通勤電車でいかに座るか。毎朝が決戦である。

 私は電車を乗り継いで約一時間の通勤時間だが、最初の電車の乗車時間は約40分。途中駅からガシガシ乗ってくるから、座る機会を逸すると超満員状態になってしまうのだ。

 まずは並ぶ位置。途中駅で他社線と接続している駅が2カ所。その接続駅で結構降りることから、その駅の階段付近がねらい目。

 そして乗る時間。この時間は途中駅から始発電車が出ているので、それに乗ってしまうと、始発で席をゲットし熟睡しているハゲ頭を40分立ち見するハメになる。これは避けたい。ねらいはやはり、この路線の始発駅から乗ってきて、途中の接続駅で降りる客だ!

 加えて並ぶ順番。3人目が限界。これ以上だとつり革が埋まってしまうのだ。つり革が埋まると、席が空いたときに座る権利を確保できない。空いた席の目の前の人がその権利を握っているのだ!

 引っ越してきてこの電車を乗るようになった最初のうちはさすがにわからず、どいつの前に立てばいいのかさっぱりだった。だいぶ慣れてきたころは降りる人の雰囲気がわかってきたが、残念ながら自分の立っている目の前だけ空かず、その両サイドが空いたという悲劇も味わった。今はだいぶかぎ分けられるようになり、確率も上がった。そしてさすがに、終点まで立たない奴の顔も覚えた。

 通勤電車のサラリーマンは大変なのだ。

 ちょっと前まで二人の強敵がいた。一人はメガネをかけた背の高いオジサンで、大きな書類鞄をもっている奴だ。こいつはいつも先頭に並んでいて、ほぼ座っているという強敵だ。こいつは並ぶ順番で既に勝利の1/3くらいを手にしている。

 そしてもう一人は太ったオバハンだ。こいつは強かった。私が並んでいるとなりの扉にそいつがいたときのことだ。

 電車が滑り込んできたときに、ラッキーなことに席が一つ空いているのが分かった。当然ロックオンだ。しかし、降りる人がいて私は出遅れた。電車に一歩踏み込んだ瞬間に、むこうの扉から肉弾がばく進してくるのが見えた。不覚にも私の二歩目が鈍った。朝からオバハンと肉弾戦を繰り広げる気力はない。

 空いていたのは真ん中あたりだったがコチラの扉の方が若干近かった。オバハンの肉弾よりも若干狭いと思われる隙間に、手際よく自分の体を押し込むその姿を見て、「俺はコイツより強くならなくてもいい」と思った。

 最近この二人の強敵を目にしない・・・。

by cogno_eb2 | 2006-05-25 17:41 | 雑記(日記?)

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