出生率1.25で年金制度破綻   

出生率 最低1.25 「年金」「労働力」不足も 予想上回る少子化ペース

 出生率が1.25にまで落ち込んでいるという。今朝のニュースでは、社会保障関係費のうち70%が高齢者対策で少子化対策は4%だと報道があった。

 これはやばいよね。高齢化が進み、人口の比率が逆ピラミッドになっていくような社会では、確かに高齢者の医療費を筆頭に、高齢者にかかる社会的負担は増大するが、70%に対して少子化対策が4%というのはあまりにも無策だと言わざるを得ない。

 少子化が進むとどうなるか。当然ながら、真っ先に年金の負担増だ。現在のシステムは1.31を底として1.39くらいまで回復する青写真のもとで設計されているが、その青写真は画餅であることがわかったから、より一層の負担増と給付減になろう。

 若い世代の負担が重くなったらどうなるか。収入が少ないのに社会保障負担ばかりが重くなれば、当然、出産の計画は家計に見通しが立つ年齢帯に後ずれするだろう。20代後半から30代か。そしてもうける子どもの数は減るだろう。それは単純に養えないからだ。

 少子化対策で児童手当を拡充するというのは、実は手ぬるい対策だ。子ども一人あたり月に5千円もらったところで、風邪やらおたふくやら水疱瘡やらで小さいときに医者にかかる頻度の多い子どもに月5千円の手当は、あるに越したことはないが、家計の苦しさに大差ない、という感じ。

 思い切って高齢者医療の負担を増やし、子どもの医療費を無料化せよ。化粧して病院にきている元気なばあさんには、相応の負担をしてもらおうじゃないか。こちとら仕事休んで医者にかからなならんくらいのひどい熱なんざ、年に1回あるかないか。それなのに何時間も待たされて薬も合わせて約5千円。隣では「50円ですよ」と大声(耳が遠いのだろう・・)。はぁ?お前はいくらの医療費を50円にまけてもらったんだぁぁぁぁ!それとも166円の医療費(3割負担で50円)のためにわざわざ病院に来たんか!どっちだぁぁぁ!
 
 ちょっと脱線しました・・。

 さて、共働きだと長時間の保育園が必須。私の友人は、奥さんと共働きだが、2人の子どもの保育園の費用が奥さんの稼ぎのほとんどに達するくらいの高額。これじゃあ何やってんだかわからないよね。公立の保育園・幼稚園を増やす。もちろん安くする。
 
 財源?そんなもん70%の高齢者対策をさっ引くに決まってんだろ。これを新税やら増税やらでまかなおうとしたら若い世代直撃する。そうだ、ODAも減らしたら?

 年金改革も抜本的にやらねばやばい。改革というよりも新年金の創設。これはうちのブログで何度も主張していることだ。現役世代が高齢者を支える制度はやめる。そんなもん成り立たないことくらい誰にでもわかるでしょ。一元化とかそういうことじゃなくて、世代間扶養はやめる。だって現役世代が極端に減るのに、どうやって支えるんだよ。最近積立型・貯蓄型の保険商品が増えてきているけど、やっぱ積立方式にしないとだめだよ。自分が払った年金は、国が運用して払った分+αが老後に帰ってくる。非常にわかりやすい。払った分の何倍も返ってくるっていう今の制度は、運用利回り以上のリターンがある場合、結局その上乗せ分は現役世代の負担になっているわけだ。まあ、実際は、制度上決定した給付率を払うためにその年度に集金された現役世代の負担金を使い切ってもまだ足りず、財政出動している。そんな制度だから破綻するんだよ。

 年金なんかに頼れないから、我が家だって生命保険やら貯蓄型の保険やらで、年間かなりの額を費やしている。年金がしっかりしていれば他に回せるのに、頼りないからそういう商品を買っている。なのに所得税控除はたった5万だよ。いまどき年間5万円でいくらの保障が買えるってんだ。馬鹿も休み休み言え。

 ってことでなんだか色々書いちゃったけど、次の首相には、あるいは次の政権には、このへんのことちゃんとやってほしいな。
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by cogno_eb2 | 2006-06-02 09:54 | 年金問題考

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