年金改革ムーブメントが動き出す!   

木村さんの「週刊!木村剛」で、厚生労働省へ情報開示請求をしたとありましたが、その結果、開示されることになるそうです!

「4991枚に上る公的年金関連のデータとプログラムが開示されます!」

 資料枚数が5000枚で、費用が10万円???

 こりゃ、すごいことになりそうですね。

 ミズタマのチチさんは、非常に軽快な語り口でこのあたりの記事を書いていらっしゃいます。おおいに納得です。

 ウチではちょっと違った観点でこれを眺めてみようと思います。ミズタマのチチさんのこの↓個所についてです。

>それにつけても、厚生労働省の公的年金関連に関するハードルは、やけに高い。
>普通の人では、とても一人じゃ太刀打ちできん仕組みがしっかりできてます。
>事務所において閲覧する条件もきびしい。

>「情報開示によって国民に理解してもらう」って思想とは真逆を行ってます。

 こういう問題提起があると、ついビューロクラシーの社会学を思い出します。社会学の観点でいきますね。(最近ネタ的に食いつきが悪いですが・・)

 ミズタマのチチさんが感じられた、「ハードルの高さ」は、実は官僚制機構(お役所という意味ではなくて、ビューロクラシー構造という意味で)の「当然」であったり「常識」であったりします。それは、多くの方が感じられるように、庶民の目線ではない、というところですね。

 もし、改ざんやなんかの理由があって5000枚の紙媒体でしか提供することができないという状況であるなら、その理由を付すだけでも請求者側にたった姿勢ですよね。だって、それだけの資料を役人もすべて紙で作っているわけ無いんですから。ワープロソフトや表計算ソフトなしでできるはずがありません。それらのソフトを使っているとしても、どうしても紙でしか出せない理由(たとえば役所として公式資料となるのは、電子データではなく紙の文書で、責任者の決定が下ったもの以外にないとかいう理由)があって、今回のような対処になった、というのであれば、まだ納得というか「早く内部事務を電子化しろよ!ボケ」という感じで終わるのですが、電子媒体で出せるのにも関わらず紙で出しているのなら(PCで作ったデータなども公文書になって公開の対象なのに、あえて紙で出しているのなら)、これは役人のゴーマン・怠慢・黒い意図があるといわざるを得ませんね。

 ただ、木村さんの指摘の以下の部分にはちょっと異論をはさんでいいでしょうか?(木村氏にもTBするので)

>読む人に配慮した理解しやすい開示文書になっているのか、全く配慮しない分かりにくい開示文書なのか、そのことを確認するだけでも、厚生労働省による年金行政のクオリティを知ることができるでしょう。

 私は情報開示請求というのは、「役所で作った文書を情報公開してくれ」というものですから、彼らが読み手に分かりやすいように編集しなおして出してくるとは思えません。なにせ、役所の中で必要となった資料の公開ですからね。

 その意味では、先ほどの「紙か電子か」の媒体の問題ではなく、表現や資料の作りの問題で「配慮しない開示文書」だと批判するのは正しくないでしょう。何度も言いますが、役所が自分たちのために作った文書ですから、表現や作りが我々に分かりやすいはずがありません。

>普通の人では、とても一人じゃ太刀打ちできん仕組みがしっかりできて

 そうですね。私がもう一点指摘したいのは、役人が束になってかかりっきりで仕上げた仕事というのは、それはそれは大変なボリュームである、ということですね。法律ができる、というのはそれほど大変なことなんだと。それを我々一市民が一人で何とかしようとするのは無謀であると感じられる・・。中には一から十まで軽率な役人批判をする類の人がいますが、コレだけの仕事、できます?

 もちろん、だからといって官僚にひれ伏す気はありませんが。この国はある意味役人がつくっている、という側面を認めて、では我々にできる対抗手段はないか、という感覚を、私は持っています。

 で、政府というか役人が作った法律案に対抗するのが、いきなり我々一市民、というのはおかしくないですか?と思っちゃうんですね。

 議員はどーした?政府案に対抗した民主案は、これだけの材料をもとに案を作ったんだろ~ねぇ?我々の税金で、高い給料で身分保障されているのですから、我々にはなかなかできないこと、やってもらわなきゃね。

 確か報道では民主の議員が「役人は政府にはデータを出すが、野党には出さない」といった発言があったが、情報公開請求でもなんでも手段を講じればよかったのにね。彼らは情報公開のために、どのように動いたのでしょうか。

 木村剛さんがおっしゃっているとおり、参院選で年金問題で戦うなら、理念だけの民主案ではなくて、今回出てきたデータを駆使して、自らの案の正当性を主張して欲しいものです。

 彼らにできないのなら、ムーブメント起こしてやっちゃいましょう!(ん~、ボクに何ができるか、考え中・・)
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by cogno_eb2 | 2004-06-17 17:20 | 年金問題考

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