定額減税中止の声も   

 住宅ローン減税の拡充がほぼ決まったそうだが、中所得者層のサポートということであれば、借入限度額の引き上げよりも、年間控除額の拡充をしたほうがよい。借入限度額がいくら上がっても、年間控除の上限は1%だから、多額のローンを組む人でないと恩恵がない。

 景気刺激策なら、高所得者及び年金ジャブジャブ世代の財布の紐をゆるませることで個人消費をUPさせることが早道だから、横浜のセンター南で1億2千万もの建て売りが買えるような人を優遇し、還付されたお金がさらに消費に回るようにすればよい。

 低所得者層のサポートとして定額減税が提唱され、高所得者層の個人消費刺激及び住宅関連産業の景気刺激策として今回の住宅ローン減税の大幅拡充が位置づけられるわけだが、「バラマキ」「経済効果が疑わしい」として定額減税が中止となれば、低・中所得者層のサポートが減るわけだ。

 個人消費を刺激するなら、なんと言っても高所得者及び年金ジャブジャブ世代の財布の紐をゆるませること。この人たちに定額減税などスズメの涙。景気浮揚策ならなんといっても大企業の法人税減税。設備投資などにつながるからね。

 だから、国の財布が寒くなってきたら、本当は、頼みの綱は高所得者と大企業。これに向けた政策が一番にくるはずなんですよ。

 まぁ、こんなことはっきり言うと、共産・社会主義の人たちはこぞって非難するでしょうけど。

 「バラマキ」批判をする人は、お寒い自分の財布が暖まるには数年以上かかることを前提に、自ら金持ち優遇、大企業優遇を唱えてほしい。その上で労使交渉で賃上げを狙っていくのが正しい。もちろん、賃上げに応じてくれるかどうかは交渉次第で保証はないが。

 まあ、そんな遠回りで、かつ賃金上げてくれる保証もないルートに期待を寄せるより、私は低-中所得者層なんで、お金をもらえるほうがありがたいですがね。どうせ賃下げになるの目に見えてるじゃないですか。1万2千円っていうと、月833円のベースアップを勝ち取った年の月収増+ボーナス(4ヶ月で計算)でしょ(0.9掛けしてます)。これが嫁さんと子ども2人なら、64000円。ダンナのみの一馬力なら、約4445円の月給UPに相当します(来年下がるけどね)。1年で元に戻るのが寂しければ、2年間で考えて2540円のUPに相当(あまり意味無し)。

 繰り返すが、純粋に国が景気対策を打つなら、本来は低-中所得者層はカヤの外になるのが経済学理論上の正解。そしてその恩恵を受けられるのは数年後。低-中所得者層はそれを承知で、純粋な景気対策を打てと言っているのならそれでよし。ただ単に、バラマキ批判はするが、実は自分たちの懐が即暖まる他の方策を望んでいるのなら、批判する資格無しだということを記しておきたい。
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by cogno_eb2 | 2008-12-09 22:10 | ニュースコラム

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