連立与党に亀裂か   

 自民党の古賀氏が、自民の小選挙区候補が比例区を捨てる選挙運動を批判した。これまでの選挙で「比例は公明へ」と叫ぶ候補がいることに対しての発言だそうだ。

 このニュースで思い出したのがホリエモン。ニュース番組で確かに「比例は公明へ」と言っていたことを思い出す。私の住む相模原ではこうした発言は聞いたことがないので、そう呼びかける人がいるんだ、ということと、ホリエモンと公明党には関係がなさそうなのにそう呼びかけている姿に「勝つためになりふり構わず公明票を取り込もうとしているんだな」と強い印象を持った。

 角度がちょっと異なるが、共産党がやたらめったら候補者を出すのをやめるらしい。これは落選したら供託金を没収されるのが財政に響くから、ということらしい。共産党のこの戦略は、一説には、小選挙区で勝てないことは見越していて、候補者を立てないと比例票まで失いかねないから、小選挙区で立てている、ということらしい。共産候補が立たない選挙区では、共産票は民主党に流れると言われている。

 報道では、他の宗教団体から横やりが入ったとも言われているが、こうした背景もあり、比例票を捨てることを危惧したのかもしれない。次の選挙では「小選挙区は私に、比例は共産党に」という候補者も出てくるのだろうか?

 もし、支持する政党が選挙区から出ていなければ、その人の投票行動はどうなるのだろうか。支持政党があるわけだから、その人の比例区はもう決まっていよう。共産主義者なら比例で共産党に入れるだろうから。では、小選挙区は?限られた選択肢の中から人物本位で選ぶ?でも候補者自体を見たこと無いとなると人物本位っていったって選びようがない。支持政党があるくらいの意識のある人なら白票にするかなぁ・・。支持政党と対立する勢力の候補を消去法で消していき、どこかに入れるのかなぁ。

 一方で、支持政党から小選挙区候補が出ている場合、いくら候補が「比例は○○へ」と呼びかけてもそのように投票する人はまずいないだろう。支持政党に入れるのが自然な流れだ。

 となれば、無党派層を取り込む際に、「誰も決めていない人は是非私へ。私を選んでくれたなら、私の頼みを聞いて比例は○○へ」という案配だろう。無党派層とはもともと選挙に関心のない人が割合的に多いから、そういう人は結局投票すらしない。無関心層ではなく新(←真?)無党派層がどういう選択をするか。小選挙区で選んだ人物の頼みを聞き入れるかなぁ。

 私は新無党派層を決め込んでいるが、私の場合、小選挙区でこの人物にするか、と決めた時、いくらその候補が他党へと比例のお願いをしてきても、「決めるのは私の権利だ。とりあえずあんたに入れてやるんだから黙ってろ」と思っちゃうな。新無党派層は自分が強いから、お願い事は聞き入れないね。

 つまるところ、「比例は○○へ」と言われてそれに従う人なんているかいないか程度の話だろう。それよりも、選挙協力といって、拘束力の強い組織が、「小選挙区はこの人に」と、党議拘束ならぬ支援組織拘束をかけ、それに従う人のほうがジレンマに苛まれるのではないか。

 ということは、今回の古賀氏の発言は、公明党との選挙協力のせいで、自前の候補者を立てられない小選挙区の自民党後援会が「そうだそうだ。自前の候補者で戦うぞ。」という全国で数選挙区における追い風となり、逆に公明党の支持団体が「毎回自民に入れてやってんのに何いってんだ。俺たちゃ入れねーから自力で勝ってみろ」という全国で百数区における逆風を引き起こし、結局のところどっちが得か、という得票勘定に影響するだろうな。共産票も流動化するし(といっても民主に流れるだろうけど)、次の選挙結果がどう転ぶか注目だ。


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by cogno_eb2 | 2008-12-16 21:08 | ニュースコラム

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