禁煙条例に思う   

 神奈川県の松沢知事は禁煙条例を作ろうとしている。名前は受動喫煙防止条例に変えたんだったかな?公共的な場所での禁煙を条例で定め、タバコを吸わない人の受動喫煙を防ぐねらいだ。

 公共的な場所、と言われても、「やるべきところ」と「どちらでもいいところ」があるように思う。タバコの害から誰を守るか、を考えれば結論は結構簡単に出ると思われる。

 まず第一に禁煙にしなければならない場所は、小さな子どもや妊婦が訪れる場所。公園は中も外もすべて禁煙にすべき。病院や保健所、市役所の窓口、検診や相談窓口のある市の施設など、妊婦が訪れる場所も敷地内外問わず当然禁煙だ。そうすると、路上喫煙はやはり禁止+罰金というのが妥当になるだろう。

 前に、ベビーカーを押して公園に行ったところ、コンクリの通路のはじで、携帯灰皿をもってタバコを吸っているオッサンがいた。腹が立ったので「小さな子どもがくるところなんだから吸うな」と言ったら「ほう、そうかい。この公園は禁煙かい?」と開き直っていた。オッサンからジーサンの世代は子育ての経験が無くタバコをお供に働きバチだった連中だから、まったく気にせずプカプカ吸ってやがる。こういう連中に分からせるためには禁煙+罰金にしなければダメだ。

 それから、不特定多数の人が利用する駅の中はやはり禁煙だろう。駅のホームでは一部喫煙可となっているところがまだある。電車を待っているときに避けようがない。風向きによっては他のホームにも流れる。武蔵小杉駅の川崎側なんてひどいもんだ。これでもかというくらいの喫煙者が束になって吸っていて、しかも風上。さらには電車の待ち時間が長い。最悪な駅だ。

 公共的施設と路上の禁煙を第一にしたので、商業施設などの建物内はどうだろう。個人的な意見だが、喫煙ルームを中にちゃんと作っておけば、全面禁煙にしなくてもよいのではと思う。

 もちろんトイレなどのそばではなく、人の少ないところに作って。内部で吸えないと、喫煙者は外へ逃げてちょっとしたスペースを見つけて吸いたがる。みなとみらいなんかそうだけど、ベビーカーの出入り口は結構不便な位置にあることが多く、そういう人の比較的少ないところに結構タバコ吸いがいたりするのだ。中に喫煙ルームを作っておけば、そういうスポットがなくなるはずなのだが。

 飲食店の全面禁煙については疑問がある。子どもを抱えて店に入ろうとしたら、足を組んでタバコを吸っている女性を見つけて即別の店に行ったことがあった。壁で仕切られてもいない分煙の店だった。その店を使うかどうかは消費者の選択。あまりに手だてを講じていない分煙の店は、人が減るか逆に喫煙者がこぞって入ってくるか、それは経営者の読みのレベルじゃないかな。全面禁煙の店が並ぶ中でオアシス的に喫煙店を出店するのは戦略だし、店員もすべて喫煙者だけ採用しちゃえばいいでしょ。飲食店を条例で縛るのはどうかなぁ。

 どっちでもいい最たるものは国や県の役所。普段の生活で行くことはほとんど無いから。喫煙場所の位置にさえ気をつけていれば別にどうってことないでしょう。

 というわけで、すべきところとそうでもないところはやはりあるはずだが、松沢知事が飲食店やパチ業界の反対などで緩和措置を取り、襟を正すという意味で県庁を全面禁煙にと修正するなら、上記の順序からすればまったく逆の方策と言わざるを得ない。誰を受動喫煙から守るターゲットとするかを読み誤らないでもらいたいな。条例ができても、うちの子や嫁が出かける際に、周囲に必要以上の気を遣いながら、ヤニ星人を素早く察知してそれを避けて通り・・・なんてことが続くなら、そんな条例は必要ない。

 ちなみに私はスモーカーである。
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by cogno_eb2 | 2009-01-08 21:18 | ニュースコラム

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