言いたい放題には厳罰を   

 週刊文春事件ですが、裁判所の差し止めの判断をめぐって、いろんな人がいろんなことを言ってますね。さんが非常にすっきりとしたコラムを載せてられます。私もちょっとこの話題に乗っかってみようと思います。

 「あな、いみじ」のhiro0919e さんも言ってられるように、出版社は「言論の自由」をたてに、何を言ってもよいかというと、「そうだ!」と言う人はいないでしょう。でも、裁判沙汰になるような記事を載せて「言論の自由」と逆ギレする人たちは、間違いなく我々にはないインフラを持ち、書いて発行して全国にばら撒くという非常に強い手段を持っている。こういう強い手段をもっている人たちに限って「言論の自由」を振りかざす傾向にあります。

 今回問題となっている週刊文春や週刊新潮などの週刊誌や、夕刊フジや日刊ゲンダイなどのタブロイド紙などは、「書きたてて売っちゃったもん勝ち」の部類のメディアです。このレベルのメディアの人たちは、「記事が事実かどうかは関係ない」人ともいえます。売れれば良い。名誉毀損の損害賠償だって最近ようやく金額が上がって数百万になったとはいえ、1冊400円として50万部売れたら2億円の売上。その中から300万円払ったとしても痛くも痒くもない。

 なので、hiro0919e さんが言うとおりで、「馬鹿な雑誌は買わなきゃいい」のです。帰りの電車で差し止め食らった週刊文春を熱心に読んでいる中年男性がいましたが、買わなきゃいいんですよね・・。我々市民が賢くなればいいんです。事実が全体の数パーセントも含まれているかどうかわからないものに、なんでカネを出すのか私には理解できませんが、買う人っていうのは、事実かどうかなんか関係ないんでしょうね。ホントじゃないかもしれないけど「へぇ~」って好奇心が満たされればいいんでしょう。

 こんな馬鹿な雑誌のたぐいが売れなくなるような賢い市民が社会を形成するような時代は残念ながらまだまだ先のような気もしますが、では、そんな雑誌が売れなくなって自然淘汰されるような社会がくる前までは、馬鹿な出版社は書きたい放題垂れ流していいのかということになりますよね。

 今回の文春の問題は「プライバシーの侵害」と「言論の自由」という問題。私は記事そのものを見てはいないので直接言及することはできませんが、低俗なメディアたちはプライバシーの問題など「当然の常識」の部分を持ち合わせていないのに、権力の介入があると騒ぎ立てる。

 我々一市民にとってみれば、雑誌を発行して全国にばら撒く手段をもちえている出版社は、もちろん公権力ではないけれども、おおいにPOWERとして映る存在です。報道倫理を持ち合わせていないメディアの前では、我々のような存在など、微々たる存在でしょう。

 自分の私生活が暴かれて、全国に自分を知らない人はいないくらい報道されて、しかもその伝え方に悪意が混じっていたら、その雑誌に謝罪広告が載り、損害賠償で数百万もらっても、それがいったい何の解決になるでしょう。メディアは普通の市民をとりあげても売れないから有名人やその関係者をネタにするだけのこと。もしその矛先が自分に向いたら・・・。そりゃやっぱり差し止めしたいでしょ?

 今回の問題のように、発売前の差し止めが妥当かどうかといった法律論上の問題はちょっと難しくて分からないけど、有名人であろうとそうでなかろうと、いったん事実と異なる報道、事実無根の悪意の報道があったときに、その代償としてものすごく厳しい判決が下りるようにしないといけないと思う。損害賠償がアメリカのように億単位になるとか、誰もがわかる方法で出版社の瑕疵をさらしたり、報道機関をPOWERの主体者として位置付けて報道機関の言論の暴力を許さない体制を作る必要があると思う。

 発売前などの事前の処置は大変難しい問題を含むので、まずは事後の処置を厳しくすることで、抑止力となるようにしなくてはならないのではないだろうか。2億売って数百万の賠償では抑止力になっているはずないでしょ。
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by cogno_eb2 | 2004-03-18 14:34 | ニュースコラム

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