民主党の子ども手当にもの申す(1)   

※この記事は6/29付産経新聞をもとにUPしています。最新の情報は子ども手当26000円より、扶養控除廃止の増税のほうがヤバイを御覧下さい。

-----------
【選挙・ウワサの真相】こども手当はイバラの道…らしい(産経新聞)

 民主党の「子ども手当」は16歳未満の子ども一人あたり月2万6000円配るというもの。子ども2人の標準世帯では、年62万4000円もらえるわけだ。

 これは「バラマキ」批判はされないんだね・・・。マスコミ対策万全ね(笑)

 注意しなければならないのは、この制度の前提は、現在の「配偶者控除」と「扶養控除」を廃止すること。

 「配偶者控除」で38万、子ども二人だと、扶養控除72万で、114万の控除が無くなる。つまり、所得税の課税対象額が上がるというわけだ。

 税引前の全収入から114万を引いて所得税をかけるわけだが、まず、これが無くなって、子どもがいれば手当2万6000円配られるわけ。

 課税対象額が330万~695万だと税率20%。無くなってしまう二つの控除分が114万だと、その20%は22万8000円。子ども手当は62万4000円配られると、差し引き42万6000円のプラス。子ども手当が非課税でなければ所得にカウントされるから、12万4800円が所得税。これを引くと27万1200円のプラスということか。

 子どもが二人で16歳になる前までの期間限定で年間約27万のプラスの世帯と、子どもがいないか皆16歳以上の家庭で年間約23万のマイナス(増税)となる世帯に明暗が分かれるわけね。

 対象となる子どもがいなくて、祖父・祖母を扶養家族としている家庭が一番悲惨なことになるってことね。

 民主党内でも、増税となる世帯からの不満の声を懸念しているらしい。でも、選挙対策では26000円もらえるというアナウンスと、政府の36000円もらえるやつと比較して「全員もらえます」と言ってもらえることを強調しているらしいが、扶養控除がなくなって増税になることはアナウンスしていないみたいね。

 「もらえる詐欺」(前原風)にならないよう、自分のケースをシミュレーションしてみる必要が大いにありそうだ。

 子ども手当は「もらえる」「もらえない」のみで評価すべき問題ではない。恩恵にあずかれない世帯は子どもがいるかいないかではなく、扶養控除の廃止の影響を何年間こうむるかということだ。扶養控除の廃止は想像以上にデカイと思われる。

 こども手当は、子育て終了世代と結婚してまだ子どもがいない世帯が子育て世代を支える。これまであった扶養控除(配偶者と子ども)が無くなるのは、その分を子育て世代に回すから。

 この制度を最大限活かすなら、まずは共稼ぎで配偶者を扶養に入れない。親(じーちゃん・ばーちゃん)も扶養しない。そして子どもは遅く生む。控除が廃止されたので、本来なら所得税から控除されていた期間が、子ども手当の終了後定年まで短ければ短いほどお得だ。

 ということで、まとめると
 1.高齢者は自力で生きる。
 2.夫婦共稼ぎ
 3.子どもはできるだけ遅く産む
 ってな感じの生き方になりそう。

 共稼ぎ推奨であるなら、保育園を増やさないといけないね・・・。高齢者が自力で生きるとなると、高齢者福祉の充実も必要。ん~、核家族化の固定に伴う福祉系サービスのコスト増が懸念されますなぁ。

 こんな生き方が定着すると、扶養控除を子ども手当に回すから財源は大丈夫という前提も崩れるような気がしないでもないが・・・。

 リンク先が消えるともったいないので、記事を抜粋しておきます。 

産経新聞
 ただし、それは子供のいる家庭の場合。子供のいない家庭や、子供が手当ての対象外の年齢になると、控除がなくなった分、収入は減る。調査会が懸念する「不満の声」は、減収になる家庭への視線だ。

 ただ、こうした懸念を覆い隠すほど、「現金給付」の魅力は強い。

 昨年10月、民主党「次の内閣」子ども・男女共同参画担当の神本美恵子は、北海道江別市のショッピングセンター前で子ども手当のチラシを振っていた。

 「民主党が政権を取れば月額1人2万6000円の子ども手当を支給します」。子供連れの母親の多くが足を止めた。

 「子供が3人いたら、3人分もらえるの」

 「そうですよ」

 「本当にそうなったら、助かるわ」

 神本は別の経験もした。

 今年3月、地元福岡で、4歳と2歳の子供を持つ母親から聞かれた。

 政府が導入した「子育て応援特別手当」についての質問だ。

 「うちは、もらえる?」

 神本は切り捨てた。「政府の施策は対象は3歳から5歳。民主党の子ども手当なら、すべての子供に月2万6000円よ」

 「えっ、そうなの。そっちの方がいいわ」

 神本は、子ども手当の力を実感している。


 民主党の子ども手当の年間予算案は、事務費も含めると約5兆6000億円。財源は「予算の総組み替えで、子ども手当は初めに確保する。どこかを削って付け替えるわけではないから心配はない」(民主党政調)とはいうが…。

[PR]

by cogno_eb2 | 2009-07-01 20:25 | マニフェスト

<< 民主党の子ども手当にもの申す(... 都議選は衆院選の前哨戦、で良いのか >>