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あ~あ、結局赤字国債か。   

政府方針 赤字国債増発へ 子ども手当、臨時国会見送り

 産経新聞によれば、「政府は来年度予算での国債発行を抑制し、公約した政策の実現には税金の無駄遣いを削減した分を充当したい考えだった」が、「22年度の税収は21年度当初見通しの約46兆円を割り込むのは確実で、不足分は赤字国債を発行して補填(ほてん)せざるを得ないと判断した。政府は税収が40兆円を割り込む可能性があるとみている」そうだ。

 あ~あ、結局赤字国債か。

 本来なら、「無駄の削減ができたあかつきには、その無駄の分を子ども手当にあてる」という約束だったのではないか。赤字国債を乱発して現金給付するというマニフェストだったら、ここまで支持が集まっただろう。無駄の削減ができないから、現金給付はできません、と頭を下げたらどう?

 それに、どれだけ無駄の削減ができるかのリストアップもできてない段階で、3兆円を無駄削減で調達する、できなかったら謝ればいいなんて、民間企業の感覚では考えられない。経営に失敗して株価は暴落だろう。

 できなくても謝らずに赤字国債増発ですか。

 子ども手当の実施のために赤字国債を増発するのなら、子ども手当で増税になる世帯の人たちは怒りの声をあげなければならない。

 だって、子ども手当の財源は、扶養控除の廃止に伴う増税分+無駄削減で、他の政策のほとんどが無駄削減のみなのに対し、明確に所得税増税をうたっている。無駄削減がムリとなって赤字国債増発なら、所得税の増税をせずに、赤字国債で賄い、国民全員で子ども及び子育て世代を支える構図にすればいいじゃないか。なぜ、この政策だけ子どものいない高齢世帯の負担を特出ししているのか。

 所得税は取られ、赤字国債の償還のために税金をつぎ込むとなれば、明らかな二重負担だ。

by cogno_eb2 | 2009-10-07 00:25 | ニュースコラム

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