やはり議員は感覚がズレている   

県議の海外視察 経費誤りでも「妥当」

 今日はローカルニュースをひとつ。

 以前から取り上げてきた神奈川県議会の身勝手ぶりだが、審査のほうも「ずさん」なものだったようだ。
↓過去ログ
海外視察 解禁

神奈川県議会で議員のボーナスアップ


 これまでの経緯を簡単に書くと、こういうことだ。現知事と議会の関係がめっぽう悪く、知事与党である民主系が少数与党であり、分裂していて力も弱いことから、前知事時代に財政難を理由に凍結していた議員の海外視察を解禁し、ボーナスカットもやめ、給与もボーナスに相当する歳費も満額もらえるように自分たちで条例を改正してしまったのだ。

 そしていよいよ海外視察の妥当性を審議する審査会が開かれた。海外視察を解禁するための条例改正の際には、基準を厳しくし、妥当性を審議する審査会を設けることで県民の理解を得たい、などと発言していたと記憶しているが、その審査会がいよいよ開かれたのだ。

 その中身といえば・・・。

 
朝日新聞(8/19)
 県議会の視察計画が妥当かどうか判断する審査会が18日、県庁であり、第二会派・民主(28人)の県議らが10月にドイツやスイス、11月にイギリスを訪れる二つの視察計画書を「妥当」とした。いずれも視察経費の算定に誤りがあったと審査後に判明したが、審査をやり直さずに通した。県財政がひっ迫する中、税金を財源に6年ぶりに海外視察を再開するが、審査会のずさんな判断が県民の批判を招きそうだ。


審査会は、主要4会派(自民、民主、県政21、公明)の県議1人ずつがメンバー。非公開で行われ議事録はなく、この日は2時間ほど議論した。

  計画書は二つともA4判2枚。1枚目に視察の目的や期間、調査項目、経費の概算額を、2枚目に視察地や宿泊地を示した行程を書いている。

  審査会ではこのほか、ライン川やイギリスを先進地とした根拠や、「水質保全対策」「教育改革」の具体的な内容を審査する際、計画書以外の資料は取り寄せなかったという。


 実質審議は2時間程度で、審議した内容はA41枚に書かれた視察の目的に関する説明文のみ。関連資料などは一切無かったとのこと。そして非公開&議事録なし。

 これで本当に妥当だと判断できたのだろうか。そんなはずがない。

 どこに何しに行くのかはコチラ↓
一つは、5人で10月18~24日、スイスのバーゼル、ドイツのハイデルベルク、オランダのアムステルダムなどを回る計画。「調査目的」は、県が導入をめざす水源保全新税の参考にするため「先駆的事例として」ライン川の水質浄化を学ぶとしている。この日の審査会での議論を受け、表現を詳しく書き直したという。行程には、「バーゼル市内の水質保全対策について調査」「アムステルダム市内の浄水施設について調査」とある。


もう一つは、4人で11月22~28日、イギリスのロンドンとエディンバラに行く計画。「調査目的」では「防犯対策・テロ対策を講じている先進事例」と「世界的な教育改革の源流」を調べるとし、ロンドン警視庁や地方自治体、小・中・高校、労働党の政策担当者を訪ねると記述。行程には、ロンドン市内で「労働党政策担当者に対する調査」、エディンバラ市内で「教育改革について調査」とある。


 一度当選させたら少なくとも4年間はすき放題に税金を使われまくるのか・・。この人たちは役に立っているのか?高いカネ払って107人も雇用してやって、役に立ってもいないのに海外旅行までつけてやって、この不景気に高待遇もはなはだしい。

 地方議会というのは議員立法が1本たりともないのが普通で、神奈川県においてもここ10数年提出されてないと聞く。議会を開催して何をやっているのかといえば、知事が提出した予算案に対して横槍をいれるだけ。予算案の対案を示すのではなく、説明を求めて質問して終わるのだ。

 議員の存在意義は理論上認めても、存在価値は著しく低下しているのが現状だと思う。地方議会の活動に対しては、国会のように報道されないので情報が乏しいが、有権者が責任もって彼らの行動を監視していかなくては、我々の税金で、単に特権階級の人間をつくっているだけになってしまう。

 記事には「審査会のずさんな判断が県民の批判を招きそうだ。」とあるが、批判は確実である。しかし、批判をしたところで阻止できない・・・。次の選挙まで待つしかないのだろうか・・。
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by cogno_eb2 | 2004-08-24 10:19 | ニュースコラム

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