カテゴリ:映画&DVD( 23 )   

フライ・ダディ・フライ   

映画SPが大いに気に入り、堤真一さんの大ファンになってしまったのだが(「孤高のメス」も非常に良かった!)、堤&岡田クンのコンビで過去に映画をやっていると知り、先日、レンタル屋で借りてきた。

それが、「フライ・ダディ・フライ」。堤さんはリクシルのCMでも非常にいい味を出してましたが、「フライ・ダディ・フライ」では、完全なるダメオヤジを好演(ダメ役なのに好演っつうのも変だけど)。

この映画は娘を持つ親になってから見たから、いろいろ感じさせられるところも多かったんだろうなと思いましたね。たぶん、そうでなかったら単なるアクション系映画的に受け取っていたでしょうから。

映画の演出的には、今はやりの漫画・コミック的な演出も多数あり、細かいところで笑える箇所も用意され、ストーリー的にも、岡田クンがダメオヤジを訓練しようとした動機が、かつて自分が刺されたときに、外の世界へ連れ出してくれるヒーローを心待ちにした、目の前のダメオヤジが娘にしようとしてくれていることが、自分がやってほしかったこと、そして望んだ父親像でもあったから、かな、なんていろいろ感じて見ていました。

落ちこぼれ高校の、ダメオヤジを応援する面々のキャラもいいセンいってたし、ダメオヤジが使う路線バス(終バス)の乗客たちもよかった。

高校チャンピオンをねじ伏せた時の最後の台詞がSPの尾形に聞こえた。堤さんは硬派もダメダメも演じることができて、なかなかいい俳優さんだなと、すっかりファンになりました。
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by cogno_eb2 | 2011-12-07 22:25 | 映画&DVD

SPの駅前広場 井上薫の苦悩の場所   

出張の途中で撮影してきました。場所は横浜の大桟橋のすぐ近くでシルクセンターの道路挟んだ向かい側。

堤真一さん扮する、井上の上司の尾形が、井上に仲間に入れといって断られた場所。「残念だよ」のシーンがここ。銀色のモニュメントの間を歩き去っていき、その後姿に「何でSPになったんですか」と井上は叫ぶ。
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V6の岡田クン扮する井上が、子どものころに事件に遭遇した駅前広場。
実際はベンチはありませんが、ここで彼は苦悩します。
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ここは噴水で、その背後に教会があって、劇中のシーンで教会がモロ映ってます。

いや~、2人はここに立ってたんですねぇ。
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by cogno_eb2 | 2011-07-24 00:04 | 映画&DVD

御家人斬九郎がついに!   

 いやぁ、ついに御家人斬九郎がハイビジョンリマスターで、年明けに登場しますね!(って、このドラマ自体知る人ぞ知る・・・)

 時代劇が結構好きなんですけど、群を抜いて完成度が高いのがこの御家人斬九郎だと思ってます。まず、映像美。例えば、雨、柳、赤い番傘といった定番のアイテムを使っても、この作品にかかれば、その映像の綺麗さといったら半端じゃありません。リアルかつ優美なんですね。

 力の入ってない時代劇って、証明の具合であきらかにセットとロケの違いがくっきり出るじゃないですか。いくらストーリーが良くても興ざめですよね。この作品は、雨のシーンはセットなんでしょうけど、そこらの作品と違って抜群に綺麗なんですよ。

 そして、主人公は私のもっとも評価する俳優の渡辺謙。貧乏なのに美食家の母とのからみではコミカルな演技を見せつつも、シリアスな場面での迫力、加えて殺陣のスタイルがちょっと変わっていて、これもいい。

 ネットで検索してたら、時代劇専門チャンネルとやらで放送が決定したとか。そんなチャンネルがあったのかと驚きつつ、放送までに加入しとかなきゃね。番組表がまだないけど、一週間に1話だったらずーっと加入しなきゃ成らなくなるのでキツイな・・・。
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by cogno_eb2 | 2009-11-23 22:37 | 映画&DVD

スターウォーズ トランプ ダブルデック(ヒーローデック&悪役デック)   

 アメリカのいとこが遊びに来た。

 おみやげとしてもらったのがこれ。スターウォーズ ダブルデック(ヒーローデック&悪役デック)だ。

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 大のスターウォーズ好きの私が喜ぶと思って選んでくれたそうだ。ありがとう。(もらってはじめてAmazonで調べたら、日本でも売っていたのだが・・・内緒。)

 やはり気になるのがどの数字にどのキャラクターが描かれているかということ。

 パッケージを開ける前にいろいろと予想してみた。J(ジャック)~K(キング)とA(エース)はやはり主役急が並ぶだろう。ヒーローのAは、アナキン、オビワン、ヨーダ、ルークといったところか。悪役はベイダー、皇帝、ドゥークー、ダース・モールかな。

 ということでパッケージを開けてみた。まず目に飛び込んできたのは一番下にあったジョーカーのキャラ。ヒーローのジョーカーはジャージャー(笑)。
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なんか分かるなぁ。物語を通じて一番存在しなくてもよかったキャラだからねぇ・・。

次に出てきたのはキングの4枚。多分、ソロとクワイガンがあるだろうと思ったら予想どおり。あとはウィンドゥとオーガナ。オーガナはちょっと意外だな。

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そしてクイーン。レイアとパドメは当然として、他の女性キャラがいまいち浮かばなかった。開けてみると・・・、ジェダイの女性と、なんとオーガナ嫁!確かに出てきたけどさぁ・・・って感じ。

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思いっきり裏切られた感のあるのがジャック。雰囲気的にランドがくるかなと思ってました。好きなキャラだし。

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それなのに・・・、チューバッカはいいとしても、Reekan将軍ってなんだよ(怒)そしてパドメの護衛の彼ねぇ。ジャックにくるかねぇ。もうちょい下でもいいんでない?

ちなみに、ランドーは「10」でした。他の3枚が急に格下に見えて不釣り合いデス。

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エースは予想があたり、ピタリ賞でした。

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さてお次は悪役のひと組。
またジョーカーが一番下なのでここから見ていきます。

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ジャワ族は結構ハマってます。アナキン少年のポッドレースのライバルが“悪役”のジョーカーですか。ちょっと笑えます。悪役だったっけ?あとはジャバ・ザ・ハットの穴蔵にいてC-3POの目玉を食べてたやつか。ま、そんなもんか。

キングはジャバ・ザ・ハット。これは予想どおり。グリーパス将軍も適格。あとはジャンゴとボバだが、この二人はジャックでも良かったのではないかなぁ。

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つづく
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by cogno_eb2 | 2008-05-26 22:46 | 映画&DVD

ファーストガンダムのTV版がDVD化決定!   

 これはビッグニュースですよ!!

 TV版のファーストガンダムがついにDVD化決定!全43話が第1巻(6枚組)と第2巻(5枚組)として発売されます!

 そして、先行予約特典として1/200スケールのRX-78がついてくる!!!

 これは間違いなく買いでしょう!興奮です。映画版のDVD持ってますが、正直、間が抜けていてちょっと・・・って感じなんですよね。ククルス・ドアンの島もカットされてるし、私の好きなギャンが出てこないし。

 早速予約しました。今なら25%OFFってのはうれしいですよね。これはマジ楽しみです。


 宇宙世紀0079。地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。開戦後1ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめ、戦線は膠着状態に陥っていた。劣勢に立つ連邦軍は、ジオン軍の機動兵器であるモビルスーツ・ザクに対抗するため、試作型モビルスーツ・ガンダムを開発。しかしそれを察知したジオン軍は最終テストが行われているサイド7を攻撃。混乱の中、少年アムロはガンダムに乗り込んだ!

第1巻【TV版第1話~第24話収録】
第1話「ガンダム大地に立つ!!」
第2話「ガンダム破壊命令」
第3話「敵の補給艦を叩け!」
第4話「ルナツー脱出作戦」
第5話「大気圏突入」
第6話「ガルマ出撃す」
第7話「コアファイター脱出せよ」
第8話「戦場は荒野」
第9話「翔べ!ガンダム」
第10話「ガルマ散る」
第11話「イセリナ恋のあと」
第12話「ジオンの脅威」
第13話「再会、母よ…」
第14話「時間よ、とまれ」
第15話「ククルス・ドアンの島」
第16話「セイラ出撃」
第17話「アムロ脱走」
第18話「灼熱のアッザム・リーダー」
第19話「ランバ・ラル特攻!」
第20話「死闘!ホワイトベース」
第21話「激闘は憎しみ深く」
第22話「マ・クベ包囲網を破れ!」
第23話「マチルダ救出作戦」
第24話「迫撃!トリプル・ドム」

第2巻【TV版第25話~第43話(最終話)収録】
第25話「オデッサの激戦」
第26話「復活のシャア」
第27話「女スパイ潜入」
第28話「大西洋血に染めて」
第29話「ジャブローに散る!」
第30話「小さな防衛線」
第31話「ザンジバル追撃」
第32話「強行突破作戦」
第33話「コンスコン強襲」
第34話「宿命の出会い」
第35話「ソロモン攻略戦」
第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」
第37話「テキサスの攻防」
第38話「再会、シャアとセイラ」
第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」
第40話「エルメスのララァ」
第41話「光る宇宙」
第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」
第43話(最終話)「脱出」
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by cogno_eb2 | 2006-07-06 14:19 | 映画&DVD

ミッション・インポッシブル3  M:I:3   

 見てきました、先行上映。正直、映画の日だから行こうかなと思ったレベル。

 M:I:1は文句なく面白かった。それに比べてM:I:2はトム・クルーズ一人のヒーローものになっていたので、正直3はどうしようかと迷いましたね。公式HPではM:I:1を彷彿とさせる、チームによるミッションということだったので、見てみるか、ということになりました。

 ネタバレは無いように感想を中心に書きますね。

 私の中ではM:I:1を超えていないように思いました。多分基本コンセプトが大きく違うので、つくりも違うのでしょう。

 M:I:1は「スパイアクション・娯楽大作」って感じの作りでしたよね。冒頭の作戦会議はアットホームに進み、最初のミッションはデータを盗む犯人の証拠を記録すること。ミッションは軍事的なものではなく、あくまでスパイ色が強い。そのあとミステリー色に変わって、イーサンが新チームを結成し次なるミッションに移る。そしてあの有名な息をのむ宙づりのシーン。その後大どんでん返しで犯人が分かり、派手なアクションシーンで終わり、という作り。主人公のイーサンが頭脳をフル回転させて挑む様はやはりスパイ色を軸にしていますよね。

 M:I:3はどうか。あまり詳しくは書きませんが、展開が早すぎる感じ。見ているこちら側の思考に時間を与えてくれないというか、アクションと陰謀といろいろなシーンがすごく速く連続していくような印象。そしてスパイ色はあまりなく、ミッション自体は「ランボー2」にも通じるような単純なもの。主人公のイーサンも、頭脳戦というよりは、戦争を思わせるような兵器を駆使していて、「あれ?このチームはスパイじゃなくて特殊部隊だったっけ?」と思うほど。

 もともは人気TVドラマを原作としているというミッション・インポッシブル。やはり、その軸から離れてしまっては軽快さが無くなってしまうのかな。
アクション好きにはウケるかもしれませんね。描写がけっこうリアルだったし、アクションも派手。ちょっとエグさが強いので注意。
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by cogno_eb2 | 2006-07-01 22:22 | 映画&DVD

ベイダー卿とタイマン勝負!   

Something Anybody Knowsさんのブログで面白いサイトを知りました。ベイダー卿とタイマン勝負です!!!

SITH SENCE

 ゲームスタート時にプレイヤーが一つのものを思い浮かべ、ベイダーの質問に答えていくなかで、ベイダーがそれを当てるのだ。

 面白かったのは、ベイダーが答えを外すと暗黒面のフォースで私が攻撃される、ということ!画面が揺らぎます。

 でも、後ろからベタな王様みたいなキャラがでてくるのはもうちょっと工夫してほしかったなぁ。赤い衛兵を登場させるか、惑星ホスを攻めたときのトルーパーではないほうの白いやつとかね。

 ベイダーが答えられずイライラしているのが面白い。
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by cogno_eb2 | 2006-01-31 15:03 | 映画&DVD

痛快!! Mr&Mrs Smith   

 今月で終了となる映画館が多いようですが、遅まきながら見てきました。

 感想は、一言でいうと痛快!

 複雑なことなし、エグいバイオレンスタッチなし、細かいところで笑かしてくれ、ちょっとシリアスな場面もあり、お色気もあり、スピード感あり、の何でもありの痛快夫婦喧嘩ムービー(?)

 一緒に見たうちの嫁さんと、見た後「あのシーンは・・・」とここまで話が尽きなかった映画はこれまでに無いかも。

 登場人物の少なさといい、ローテク&感性のMr. Smithに対しハイテク&緻密なMrs. Smithの対比にフォーカスをあてたことといい、マンガチックで考える必要のないところが逆に新鮮。

 オーシャンズ11あたりからブラピのファンになってきた私ですが(遅い?)、この作品でますますファンになってしまいましたね。アンジェリーナ・ジョリーのお色気にも釘付けでしたが。

 特に印象深かったシーンは、夫婦がそれぞれの秘密を知ってしまった直後のディナー。ナイフの使い手でもある妻がローストポーク(かな?)を切ろうとナイフを手にした時に、夫は恐れをなして「疲れてるだろうからボクがやるよ」とナイフを取り上げる。しかし、妻は今度はパンを切ろうと向かいでナイフをしごかせる・・。このあたりのブラピの表情がいい。

 それから、ワインボトルをわざと落として妻が無意識にキャッチしたことから素性がばれた瞬間、「拭かなきゃ」「タオルを」とお互いに口走って、夫は銃をを取りに行き、妻はベンツで逃げる。ここのセリフもいい。そして逃げる妻を追って柵越えしようとした夫はつまずいて銃を撃ってしまい、それが偶然運転席にあたる。逆上したアンジーの表情の変化がすごいし、急加速して夫をはねてしまうところもすごい。そしてはねあげられた夫は車にしがみつきながらも必死で説得するセリフが夫婦喧嘩の延長でまた面白い。

 そのあと夫は友人の家に転がり込むが、この友人のキャラがまた最高!同居するママに話しかけられた瞬間にショットガンの弾を込めるびびりっぷり。「ママ!今非常警戒中なんだ!撃っちゃうところだったじゃないか!」だって。こいつもプロの殺し屋だろうに、このびびりっぷりでつとまるのかいな(ププ)

 他にも書いときたいシーンはたくさんあるけど、最後のほうのシーンで、数台のBMWに追いかけられ、隣人のファミリーカーで必死に逃げるところ。互いの秘密を告白しながらの逃避行で、妻が「私は孤児で結婚式の父親は俳優」といえば夫が「俺なんて本当の親を呼んだのに。なんか見たことのある奴だと思った。」とか、それに対抗して(?)夫が「結婚は2度目なんだ」と告白すれば妻がさんざん夫をひっぱたく・・・。これ全部追っ手とドンパチやりながらの会話。ありえなさがマンガチックで面白い。

 このあたりのシーンから、この先二人はどうなるのだろう・・という心配(?)が。最後のスーパーマーケットのシーンでは、かなりの暗殺者に囲まれ多勢に無勢。いったい・・・。

 いやぁ、面白かったです。DVDで何度見ても飽きないですね。

 まぁ、スーパーに逃げ込んだときに大きなバッグ(武器や防弾チョッキが入っていた)をそれぞれ持っていたが、「どこから持ってきたのか」といった野暮な疑問や、細かいところにつっこみを入れて「あれはあり得ない」などと興ざめな相手と見に行かないことが肝心ですな。

 単純にスカッと爽快、そして思わず「おいおい(笑)」と言って楽しめる相手とご覧下さい。
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by cogno_eb2 | 2006-01-16 12:36 | 映画&DVD

北の零年 DVD   

0f8b1082.jpg「北の零年」を見た。
渡辺謙のファンなので、前から見たいと思っていた映画だ。
感想は、dekajakeさんもおっしゃっているように、「ムムム」だ。

 映画の制作費はすごかったらしいし、キャストも豪華。屋外での撮影がほとんどと見えてかなり力の入った映画だという印象だ。

 よくあるのが、屋外のシーンであるにも関わらず、あきらかにスタジオで撮ったという映像。太陽の色というのはごまかせず、太陽があたった建物や人の色を屋内で再現するのは無理なのだろう。すぐにわかる。不思議なものだ。
その意味ではこの映画の映像の美しさには満足させられる。
問題はストーリーか。

 渡辺謙のファンということもあって、序盤は満足。淡路の藩士が稚内に移って自分たちの国を作るのだ、とひたむきに働く。第二陣を乗せた船が難破し、藩士の家族が亡くなったという悲報。渡辺が演じる藩士小松原が、悲報を伝える文の末尾に主君からの伝言があったとして、何もか書かれていない白紙を読み上げ、藩士達を勇気づける。そして、春になって「殿」がようやく稚内の地を訪れ、新政府からの約束が反古にされたと伝えさっさと帰ってしまう。藩士達は「主君などいらぬ」とマゲを切り、土地に残ると決意する。厳しい冬を迎え、ギバちゃん演じる間宮の息子が亡くなる。春になってご家老が小松原に札幌へ行くように命じ、旅立つ。

 この辺までは胸を打つストーリーで、役者達の演技も迫真だ。

 でも、この後からちょいちょい変なところが出始める。

 小松原の妻(←吉永小百合)が牧場経営に乗り出し、立派な馬を育成。農民たちも負担が減って大喜び。

 でもさ、なんで競走馬みたいな足が細くて毛並みのいい馬なんだろう・・・。あの当時だとサラブレッドではなくて、農耕馬(=どさんこ)ではないかと強く思う次第で。

 それから、薬売りが役人の地位を買い取って村を牛耳るわけだが、小松原の妻が役所に呼び出されて行ってみると元藩士の男どもがみんな役所で働いている。あの「ご家老」もだ。小松原の妻は役所に行くまで知らなくて、そこで知ったようなカメラワークだったが、狭い村のこと。もともと農耕地をつくっていたところから離れたところに牧場を構えたとしても、噂でそのくらいは伝わるのでは?

 役所の前に馬をつなぐところがあるが、そこに間宮が落ちぶれた格好で馬の世話人をしている。それとはす向かいの役所には、薬売りに身を売った間宮の元妻が西洋風の裕福な格好をしてダンナに会いに来る・・・。元サムライなら、身を売った妻をぶった斬るか、自分が腹を斬ったのではないか?時代が変わったとはいえ、倫理観が崩壊するほど劇的な都会ではあるまいに。事実、身を売ったと知ったときに、鬼の形相で刀を振りかざしていた。間宮はなぜ没落した醜態を役所の前にさらけ出すことを恥の極みとしなかったのだろう・・・。

 それから(まだあるのかよ)、イナゴの大群が押し寄せたとき、ハシリカ(豊川悦司)が火をもって退治しようとするが、しばらくしてイナゴがいなくなる。あの程度の火では無理かと・・。そして、食うものを食い尽くして場所を移したのなら、無惨な荒野になっているはず・・。

 そんでもって、行方不明になっていた小松原が名前を変えて、札幌の上級役人となって命令書をもってやってくる。病気をして命を助けてくれた人との間に子どもができ、札幌で暮らしているらしい。・・・ん?そんな簡単に?命の恩人だといっても武士の倫理観はどこへ?

 まだある。小松原が軍馬の徴用にきたといって牧場に現れるが、それを阻止しようとして「ご家老」や間宮たちがスキやクワをもって立ちはだかる。それはいいんだが、みんな農民の格好に戻っているんだよね・・・。着替えてきた?わざわざ?それにあの間宮の妻だってあんなにきれいなドレス(といっても1着しかなかったのかな?同じの着てたけど)を着てたのに、農民の格好になってる。これまでの浮かれた自分を捨ててっていう意味を込めたのだろうけど、みんながみんな着替えてくるってのはどうなんでしょ。徴用阻止に駆けつけたという演出のほうがよかったんじゃないかな。それに、落ちぶれたドランカー間宮がこざっぱりとしててさらにりりしくなってるし、なんといっても間宮の妻が間宮のもとに戻っているのは、小役人の薬売りが破滅したから戻ったのか?ゲンキンだな・・、と思わせる。

 忘れてた・・。話は戻るけど、「殿」が新政府との約束を反古にされたことを伝えに、淡路からわざわざ稚内にはやってこないだろ。

 ということで、中盤から終盤にかけて、ヘンだな、と思うことが多かった。設定がちょっと厳しい評価になるかな。
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by cogno_eb2 | 2005-12-20 12:08 | 映画&DVD

「The Color of Money」(邦名「ハスラー2」)   

3514f98a.jpg 風邪をひいてしまいました。仕事も休んでしまいました。貴重な有給休暇を風邪で使うというのはもっとも避けたいところですが、仕方ありません。

 家で静養ということで、たまっていた映画を見ることにしました。

 ポール・ニューマン、トム・クルーズの「The Color of Money」(邦名「ハスラー2」)です。
 なぜこれか、というと、嫁と一緒ではなく一人で見るので、嫁が見なさそうなやつ、ということで。

 皆さんご存じでしょうが、ハスラーとは「いかさま師」のことで、決してビリヤードのうまい人のことではありません。

 なにがどういかさま師なのかというと、弱いふりをして掛け金をUPして対戦し、最後は勝って大金をモノにしようということで、プールホール、プールバーの客の腕前を見抜き、どうやったらカモれるかに全てを注ぐ人種、というわけ。

 ビリヤードやっている人に「ハスラーですね」などと間違っても言っちゃいけない。「あんたいかさま師だろ?」って言っているのと同じなのだから。

 映画「ハスラー」でその名をとどろかせたエディ(←ポール・ニューマン)ももはや現役を引退した老紳士。密造酒を売りさばいて生きる、相変わらずの裏家業の人生だ。そんなエディが天才的なキューさばきをするビンセント(←トム・クルーズ)を見つけ、エディは彼をマネージメントして大もうけしようと企む。

 ところがこのビンセントはただただ相手を負かすことしか考えない。エディはハスラーとしての「いろは」を教え込むが、負けて相手を乗せて、という作戦ができずに、ホール最強の敵に勝ち、恐れをなした5000$のカモに逃げられて、わずか150$の「アガリ」と勝利に酔う。

 エディは何度言ってもハスラーの「いろは」を実行しないビンセントを突き放し、引退した自分の腕を試したくなる。

 だがしかし、視力や体力の衰えには逆らえず、しなびたプールホールでハスラーにカモられる。執拗に「お前はハスラーだな?」と相手に聞くエディ。振り返ってみれば「なんてこったい、俺はツイてるぜ」とか、「9が偶然入っちまったよ」と再戦を繰り返す手口に気がつかず、カモられたことを悟り、「あんな奴にカモられたんだ」とショックを受ける。

 エディは再起を誓い、お荷物になってしまったビンセントを突き放し、自分でやってけと分かれを告げる。そして9ボールクラシックに出場するエディ。トーナメント準々決勝でエディ対ビンセントの宿命のカードとなり、死闘を繰り広げる二人・・・。

 とまあこういった内容だが(9割近く書いてしまった・・)、映画「ハスラー」のエグい描き方とは違って結構スマートになっているな、という印象を受けた。

 一部評論家は玉の動きを追った映像に拍手を送っているようだが、プレイヤーの私としてはちょっと物足りない、というか、カメラワークがビリヤードの素人だな、という印象。

 ゲームの映像は「ブレイクショット」と「穴前ゲットのショット」、そして「トリックショット」だ。ゲーム開始前のバンキングですらその結果を映していない(まあ、ポール・ニューマンが本当にブレイク権を僅差で獲るまでやってちゃ時間かかるからね)。

 ブレイクに関しては二人とも結構練習したようだ。キューのしなり具合とかがパワーがあっていい感じだ。ただ、どちらも長クッションを使わないブレイクなので、さすがにそこまでは練習できなかったか。長クッションからのブレイクは理論的に1番がサイドに入りやすいんですがね。

 それから、プレイ中の玉の配置はだいたいが7番穴前ストップショットでその次8番をこれまたストップショットで落とし、最後に9番という配置。一部8番から引きヒネリで9番にネクストをとるシーンがあったりするが、配置的には撞点右上の押しで対処するほうが正解に思えたりする。偶然引きが入ったか?という感じ(笑)。

 カメラワークの多くはトリックショット。そこに行けば必ずその動きをする、という配置でそこに手玉をもっていっただけ。ぶっちゃけ、誰にでもできる。映像的には華やかだが、実際の試合でそのような配置になることはまれだ。

 そして、プレイヤーの技術を感じるところはそのような華やかさにではなく、だしづらいところにいとも簡単にネクストをとってしまうところにあるし、ビリヤードの楽しさは、そのネクストポジションの取り方を覚えていくところにあるのだ。

 というわけで、「天才的なキューさばき」のビンセントは、実は映画の序盤にあったシーンで、キューをバトンやヌンチャクみたいに振り回す「キューさばき」しか映像として実現されていない、という大いなるオチにたどり着くのだ。実際、エディもビンセントも、撞いたあとにブリッジがゆるみ、画面向かって右にキュー先が流れる「コジリ」の現象がある。俳優さんだけに仕方のないところだが・・・。

 まあ、そんなところで、映画の総評としては(ここまでが長かった・・)、ビリヤードの映像美というか、テクニックの映像化にはほど遠いところが難点。まあ、そこは俳優さんだから差し引いたとすれば、ストーリー的に人間関係の部分や内面の描写に力が入ってほしいところだが(ビリヤードは心理戦なので)、その部分も見られなかった。例えば、ブレイク後の配置を見て「6・7のトラブル処理が鍵だ」となれば、相手がトラブル処理をどの時点で入れてくるか、そして成功するか、ハスラーならそこで「下手」に見せる技術と駆け引き、といった細かい描写がほしかったなぁ。

 ビンセントがエディに負けた最後のゲームは実は八百長だったことが最後にビンセントの口から暴露されるが、それが全部ビンセントのセリフとして表現されているんですな。これこそ映像化してほしかった。なにせ、かつての大いかさま師がまんまとだまされたシーンなのだから。

 パート1(と呼んでもいいのだろうか、映画「ハスラー」のことね)ではゲームよりも主人公エディの生き様とその心理描写が巧みだっただけに(最後は暗~い気分で終わったけどね)、どちらも中途半端でちょっと残念かな。
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by cogno_eb2 | 2005-12-19 12:09 | 映画&DVD