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国民の痛みの前に政治資金規正法の改正を   

野田総理は増税へ強い決意を披瀝した。

かつて指摘したことだが、民主党は、言及範囲を区切った中でのショートフレーズの組み立てに限定すれば、その論理に正当性があるように聞こえる、「ショートフレーズのマジック」を多用する。

今回の国民に痛みを求める背景となっている財政破綻状況、そしてそのツケを次世代に繰り越さない、という論法そのものは誤りではない。

しかし、施策の順序や根本的な構造改革という言及範囲を区切らない広い視野で考えた場合に、施策の妥当性が評価できなくなる。

ありていに言えば、国民に痛みをもとめるなら、その前に自分たちが襟を正せ、と言いたいのだ。

税金が投入される政党助成金。「新党転がし」で資金を蓄えたと指摘されている小沢資金は何億もあるらしいし、税金である政党助成金でキャバクラ言ってる、自分の関連会社に相場より高いカネで仕事を回している、といったムダを徹底的に排除してから国民に痛み云々を発言したらどうか。

選挙にカネがかかるから政党助成金がいるなら、キャバクラ選挙対策を改めるべきだろう。いったい何で選挙にカネがかかるのか知らないが、カネのかからない選挙ができるように構造転換してはいかが?

民主党が政権につくだけで16億ものムダが削減できるとデマを流していたが、あの話はどうなった?それがあれば復興増税額はだいぶ少なくなるんじゃないんですか?うやむやのまま増税ですか?

まあ、のれんに腕押し、糠に釘の民主党ですから、もはや何を言っても何も帰ってこないでしょうがね。

こういう人たちがカネを何にいくら使っているのかの政治資金収支報告書を巡る法改正を要求したい。一旦提出した報告書の修正は一切認めない。罰即を適用して修正する。これ当たり前。

今なんて、記載誤りがあった、不正があった、と指摘されれば「認識が異なっていたから修正する」としておとがめ無し。いやいや、いったんその認識で提出したのだから、誤りがあればその認識誤りに対して罰してもらわないと。

国税庁が認識誤りの未納を許してくれますか?追徴課税されて認識を改めるのがルールでしょ。政治家の皆さんは甘過ぎるんですよ。

そんな人たちに「痛みを知れ」なんて言われたくありません。

by cogno_eb2 | 2011-12-05 23:03 | ニュースコラム

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