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菅氏 辞任後の一言   

 民主党は後継の代表選びに難航しているが、ここで、辞任した菅代表の声を聞いておこう。

 菅 直人の今日の一言

の5/11版(辞任直後だ!)には、「風潮」と題してこうある。

「最近の日本は何かがあると堰を切ったようなバッシングで、冷静な議論はなかなか伝わらない。この風潮は危ない傾向だ。」

 過去にも書いたが、菅代表は過激な表現を使って聴衆を煽るような講演が多い。「未納三兄弟」といった感情をくすぐるフレーズもよく使う。

 私の目からすれば、彼に「冷静な議論が伝わらない風潮だ」などと言われる筋合いはない。感情に訴え、興味本位の関心を呼び起こしてきた張本人と言っても過言ではない。

 民主党は組織が弱い。他党はたいがい組織をもっているが、民主は、しかも若手は、後援会を組織し、地元の商店街を回るなどするよりも、TVに出て知名度をあげることに熱心だそうで、組織は弱い。

 組織が弱いから、無党派層を取り込みやすいようなパフォーマンス政治となる。岡田幹事長も昔は今のようなものの言い方はしてなかったんだが・・。社民党や共産党が「改悪法案」とか、「これでは○○法案だ!」と変わった名前で呼ぶようになるのと同じように、民主党も言うようになった。菅氏が社会民主連合出身だから、それもうなづける。

「冷静な議論はなかなか伝わらない」ことを嘆いているようだが、それは、冷静な議論をきっちりやってた人のセリフだ。

by cogno_eb2 | 2004-05-12 15:54 | ニュースコラム

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