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THE ORIGIN vol.16の衝撃   

 買いました。表紙にギャンが描かれているので、まずはへんだな?と思った。原作(テレビ版)ではたしか、テキサスコロニーでギャンとガンダムが戦い、その様子をシャアが試験運用中のゲルググに乗ってララァと見守る、っていうシーンで、だいぶ後に出てくる。マットアングラー隊の話の続きででてくるとは驚きだ。

 もちろん、ゲルググとギャンは次期量産タイプの機種選定で争い、ゲルググが採用されたというストーリーになっているので、それをテレビ版よりも明確に、挿話として表に出したかったのだろう。

 まあ、THE  ORIGINの、再解釈というか、そういうところも好きなので、完結したらトータルとしていい具合に仕上がっているのではないかなと思います。テレビ版は主題歌にひらがなでふりがなが付いていたくらいの少年アニメ(その割には重いが)だったのが、THE ORIGINで青年アニメになりましたね。

 さて、ギャンの登場の話題よりも、16巻の最初で描かれる“生き残ったザク”の掃討作戦だが、なんというか、緊張の連続のストーリーだった。この16巻だけ色合いがちょっと違う印象も受けるくらいだ。スレッガー中隊が全滅し、その敵の正体がなんとシャアで、アムロと死闘を演じるというくだりは緊張そのもの。描き方がうまいなぁ。ニュータイプへの覚醒が前面に出てくるのがやや唐突な感じもあるが、うまく織り込んでいるってところか。

 笑ったのが、連邦側の裏切り者のシーン。テレビ版ではジオン側から飛び立った連邦機が連邦の陸戦隊に合流するのをアムロが見つけて単身乗り込む、というシーンで、画の作りや流れからいってもサブストーリー的であまり力が入ってなかったが、新解釈ではさすがにこうなるか、と関心した。笑った、というのは、これからするとテレビ版があまりに幼稚に思えて、思い出したから。「あれはないよな・・・」って感じで。


THE ORIGIN16

by cogno_eb2 | 2007-11-30 14:36 | ガンダム

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